40代介護職を辞めたい|異業種へ転職するメリット・デメリットを徹底解説

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せっかく資格を取り介護職で勤めてみたものの、働いていくうちに大変だったり嫌なことが続き、仕事が辛いと感じ辞めたいと思う方が多いようです。

女性介護士

介護の仕事がつらい。大変で辞めたいなぁ。ほかに良い転職先ないかなぁ。

上記のような40代で介護職を辞めて今よりももっと良い職場に転職したい方はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では40代で介護職を辞めたい理由はどんな原因によるものなのかを解説。未経験の異業種へ転職するメリット・デメリット、転職する際の注意点、さらにおすすめの異業種についてまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

目次(もくじ)
  1. 介護職を辞めて転職する理由
    1. 【理由①】人間関係
    2. 【理由②】給与面の不満
    3. 【理由③】精神的ストレス
    4. 【理由④】長時間勤務
    5. 【理由⑤】体力の問題
  2. 40代で介護職から転職するメリット
    1. 【メリット①】体力的に楽
    2. 【メリット②】休暇が取りやすい
    3. 【メリット③】年収が増える
    4. 【メリット④】ストレスから解放される
  3. 40代で介護職から転職するデメリット
    1. 【デメリット①】求人を見つける難しさ
    2. 【デメリット②】前職の経験が生かせない
    3. 【デメリット③】給与額が下がることも
  4. 40代が介護職から転職を成功させる5つのポイント
    1. ポイント① 自分の適性に合った仕事を選ぶ
    2. ポイント② 資格を取っておく
    3. ポイント③ 転職理由を整理してみる
    4. ポイント④ 条件に優先順位をつける
    5. ポイント⑤ 転職までのスケジュールを立てる
  5. 40代が介護職から転職する際の4つの注意点
    1. 【注意点①】自分の考えに固執しない
    2. 【注意点②】転職活動は在職中から行う
    3. 【注意点③】ビジネスマナーを再確認しておく
    4. 【注意点④】1人で転職活動はしない
  6. 円満退社するまでの流れ
    1. 【STEP1】辞めたい理由を整理する
    2. 【STEP2】直属の上司に相談
    3. 【STEP3】退職の申し出
    4. 【STEP4】「退職願」を提出する
    5. 【STEP5】引継ぎ
    6. 【STEP6】有給休暇を消化する
    7. 【STEP7】退職日・返却
  7. 退職させてもらえない場合の対処方法
    1. 【方法1】労働基準監督署に相談する
    2. 【方法2】弁護士に相談する
    3. 【方法3】退職代行サービスを利用する
  8. 40代介護職からのおすすめ転職先7選
    1. 【1】宿泊・飲食サービス業
    2. 【2】工場・製造業
    3. 【3】販売業(卸売・小売業)
    4. 【4】ドライバー(運輸・郵便業)
    5. 【5】保険営業
    6. 【6】医療事務
    7. 【7】葬儀業
  9. 介護職から異業種転職におすすめの転職支援サービス
  10. おわりに

リクルートエージェント

介護職を辞めて転職する理由

では、40代介護職員が介護を辞めて転職しようと思った理由をみていきましょう。

【理由①】人間関係

女性 人間関係 辛い

介護の123編集部
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女性ばかりの職場で職員の年代差も大きく、感覚や価値観の違いから些細なことで行き違いが起きたり、職場のストレスを他の人にぶつける職員がいるなど、いじめやパワハラまがいのことも介護職には多いと言われています。

その上、価値観や感覚の違う幅広い年代の職員がいっしょに働いていることから、職員同士が僅かなきっかけでぶつかったり、仕事のストレスをいじめで発散するなどの問題も多く、そのような介護職独特の人間関係のわずらわしさは、転職理由に多く挙げられます。

介護関係の仕事を辞めた理由

  • 【人間関係】20.0%
  • 【結婚・出産】18.3%
  • 【施設・事業所】17.8%
  • 【他の仕事があった】16.3%
  • 【将来が見込めない】15.6%
  • 【収入が少ない】15.0%
  • 【資格を取った】11.5%
  • 【人員整理】7.2%】
  • 【向かない仕事だった】6.0%
  • 【家族の介護】4.6%

出典 介護労働安定センター

介護職を辞めた理由の第1位は「人間関係」がもっとも多い結果となりました。2番目は「結婚・育児」、3番目が「施設・事業所の理念や運営の在り方に不満があった」になります。 このことから、従業員や施設・事業所への不満が多いことがわかります。

【理由②】給与面の不満

介護職の給料

介護の123編集部
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40代は介護職である程度経験を積み、リーダーや管理者になる人もいる年代ですが、勤務年数を重ねたり役職に就いても給与の伸びがそれほどでもなく、仕事の内容に給与が見合っていないと感じている人が大半です。

国家資格である介護福祉士資格を取っても、手当額が数千円増えるだけといった現状と、他業種との給与差に落胆し、転職を考えるという人は少なくありません。

【理由③】精神的ストレス

女性介護士 頭を抱える

体力と同じように、年齢を経ると気力にも変化が生じてきます。 若いころのように勢いだけでは気力を保てなくなってきますし、管理者やリーダーなど責任ある立場を任されるようになれば、余計に気苦労も仕事量も増えてきます

そのような重圧から深刻な精神状態になり、介護職を脱出したいと転職する人もいます。

【理由④】長時間勤務

夜勤が辛い

介護の123編集部
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特に夜勤がある場合は拘束時間が10時間~16時間ということもあり、介護職の長時間勤務は職員にとって心身ともに大きな負担になっています。

休憩時間があっても、体を休める休憩室や夜勤の際の仮眠室が無かったり、昼食休憩も利用者と一緒に見守りをしながら食事をするなど、実質は「仕事」になっていることも多く、十分に休む暇がない長時間勤務も転職の理由に挙げられます。

【理由⑤】体力の問題

女性 身体 辛い

夜勤明けの疲れが抜けにくかったり、長時間勤務や力仕事が辛くなるなど、40代になると体力の衰えも徐々に感じ始めてきます

しかし、人手が不足しがちな介護現場では、十分な休みも取れないまま無理を続けてしまうことも多く、足腰の不調や体力に不安を感じながら仕事を続けることに限界を感じて、転職を決意するという例は多いのです。

40代で介護職から転職するメリット

【メリット①】体力的に楽

50代 女性 笑顔

介護職では、利用者の身体を支えたり抱えて持ち上げるなど重労働も多く、夜勤もあることから体力的な負担は大きいのですが、一般の仕事ではそうした頻繁な重労働はほとんどなく、工場などで交替制の夜間勤務がある職場でも、介護職に比べて勤務時間は短く、身体への負担やつらさはかなり軽減されます。

【メリット②】休暇が取りやすい

カレンダー 休み

一般の職場は介護職に比べて、休暇が取りやすいという声が聞かれます。

介護の123編集部
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介護職では、人手不足によってひとりでも欠けると業務が滞ってしまう職場環境が多いので、休暇を取りづらかったり、他の職員が急に休むと誰かが代わりに休日を返上して出勤しなくてはいけないこともありますが、一般の企業では決まった休日は確実に取ることができます

残業を減らしたり休暇を増やす取り組みをしている会社も多いことから、前職より休みが取りやすくなるのが異業種への転職メリットです

【メリット③】年収が増える

介護職の給料

異業種へ転職することで、年収が介護職での年収よりもアップすることがほとんどのようです。

未経験で転職すると、場合によっては前職と比較して月給が下がることがありますが、その後の昇給幅や賞与額によって、介護職よりも高い収入を得ることが可能です。 収入が増えることは、仕事へのモチベーションも上がるなど、多くのメリットになります。

【メリット④】ストレスから解放される

ストレス解消

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職員同士の人間関係が特に難しいといわれる介護職で、ちょうど中間の年代にある40代は、若い年代と高齢の職員の間で板挟みになることもあり、役職についていればなお精神的なストレスは大きくなります

異業種に転職し新人として勤務することで、それらのストレスからは解放されるので、精神的に楽になったという声は多く聞かれます。

40代で介護職から転職するデメリット

【デメリット①】求人を見つける難しさ

介護の求人

30代以上が対象の求人では経験者を募集しているものが多く、未経験も採用するという求人は年齢とともに少なくなり、40代の選択肢はかなり減少します。

応募できる求人から、やりたい仕事、自分の適性に合った仕事を見つけるのは、若い年代よりも難しく、その点はデメリットでしょう。

【デメリット②】前職の経験が生かせない

男性介護士 身体介護

40代で未経験の職種に転職すると、もっと若い新人と同等の立場で、仕事を学んでいかなければなりません。

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前職で後輩職員に教える立場だった人などは特に、自分より年齢の若い先輩社員に仕事を習い、指導や注意を受けることで、心が折れるような気持ちになることもあるでしょう。

前職の資格や経験が通用せず、一から仕事を覚えなければいけないことは、転職のデメリットといえます。

【デメリット③】給与額が下がることも

給料が下がる

介護職の基本給は全産業の中で低い水準ではありますが、勤務年数が長くなれば少額ながら昇給はしていますし、資格手当や夜勤手当なども少ない額ではなかったと思います。

しかし転職すると、未経験者としての水準で給与額が設定され、新卒で入った若い社員と同様の額からのスタートになり、前職に比べて当初の収入が下がることがあります。

40代が介護職から転職を成功させる5つのポイント

ポイント① 自分の適性に合った仕事を選ぶ

ポイント

前職で介護の仕事を選んだのも、業務の中に何かしら自分に合っている部分があったからだと思うので、次の職場で生かせる適性はないか自己分析してみます。

  • 人のお世話をすることが好きだったなら「ホテルや飲食店などのサービス業」
  • レクリエーションなど楽しく盛り上げるのが得意だったなら人前で話す「営業職」
  • 黙々と作業するのも苦にならなかった人なら「製造業」
  • パソコンが得意だったり書類作成が好きであれば「事務職」
  • 人をまとめるマネジメント力があれば「リーダー・店長候補」

など、自分の得意なことや性格を考えて仕事を選ぶのが、転職成功のポイントです。

ポイント② 資格を取っておく

一般事務

介護の123編集部
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20代30代に比べ、40代になるとやはり求人は減少し、未経験でも採用されるとなると、職種や勤務時間が限られるなど選択肢はなおさら減っていきます

目標とする業種が決まっているなら、その仕事に関する資格を在職中に取得しておくと、転職を有利に進めることができます。 例えば、PCに関する資格のほか、医療事務資格など、転職に役立つ資格を通信教育で取得することもできます

参考 ユーキャンで通信講座を探してみる

ポイント③ 転職理由を整理してみる

メモを取る

転職したい理由を改めて考えて、書き出してみましょう。

給与額、人間関係、仕事内容、勤務時間など色々な理由があると思いますが、どの点についてどのように不満だったのか、

  • 給与なら幾らくらい必要か
  • 仕事の内容はどんなものが希望か
  • 勤務時間や休みはどうなら満足できるか

など、詳しく書いてみます。

ポイント④ 条件に優先順位をつける

チェックリスト

介護の123編集部
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転職したい理由を整理し、次の職場で実現したい条件を書き出したら、優先順位をつけます。以下のように書き出してみましょう。

  1. 人間関係が良い
  2. 家から近い
  3. 給料が良い
  4. 福利厚生がしっかりしている
  5. 残業がない

順位をつけることによって、給与や待遇・職種など必ず実現したいことと妥協できるところ、どのくらいまでならどう妥協できるかを意識できるので、職場を選びやすくなります。

ポイント⑤ 転職までのスケジュールを立てる

スケジュール

在職しながら転職活動するには、限られた時間を有効に使えるよう、退職予定日から逆算して、応募・面接・採用・退職・勤務開始までのスケジュールをたてましょう。

  • 1月
    情報収集、応募
  • 2月
    面接・内定、退職交渉
  • 3月
    引き継ぎ・退職
  • 4月
    入社

一か所の面接で決まるとは限りませんし、応募や面接は先方の都合によるので、余裕を持ったスケジュールにします。 おおよその目途をつけておくことで、転職先に勤務開始はいつから可能か伝えられますし、退職の準備もスムーズに進めることができます。

40代が介護職から転職する際の4つの注意点

【注意点①】自分の考えに固執しない

40代で転職した場合、多くの職場では自分より年下の先輩に仕事を教わり、いっしょに働くことになります。

介護の123編集部
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企業側が未経験の40代を採用した場合、その業務でできるだけ早く戦力になることは当然求めますが、ほかの社員たちとうまくやっていける協調性や柔軟性も重視されるでしょう。

これまでの職場での立場や、自分のキャリアにこだわりすぎず、謙虚に学び新しい職場で足並みをそろえてやっていく姿勢が大事です。

【注意点②】転職活動は在職中から行う

履歴書

介護の123編集部
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退職してからのほうが時間が十分あるので転職活動には良いように思えますが、自己都合退職の場合は雇用保険も待機期間が置かれすぐに給付されないので、辞めてしまうと収入が途絶えてしまいます。

特に一人暮らしをしている場合は、金銭的な不安感から就職を急ぎ、十分検討しないまま転職してしまうことになるので、仕事を続けながら活動したほうが精神的にも余裕が持てて安心です。

【注意点③】ビジネスマナーを再確認しておく

女性 お辞儀

介護職では利用者やその家族に対して、または外部機関の人と仕事をする場合でも、厳しいビジネスマナーは求められませんが、一般企業には介護業界と違うマナーがあり、40代にもなると、そうしたビジネスマナーは身についていて当然と考えられます

介護の123編集部
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逆に言えば、それらの失敗が大きく減点になってしまう可能性があるので、履歴書の書き方はもちろん、面接時のドアの開け方・閉め方、挨拶の仕方や話し方など、基本的なマナーや一般常識については、応募前に十分学んでおきましょう。

【注意点④】1人で転職活動はしない

自分1人で転職活動をしても、どこの職場が良いのかわからず、いざ転職をしてみると

  • 人間関係が最悪なところだった
  • 気づけば残業が多い
  • 面接で言ってたことと違う

といった感じでブラック企業に当たってしまうケースが多いです。

そうならないためにも転職に関する豊富な知識を持った転職のプロである「転職アドバイザー」に任せることで、あなたに合った最適な職場を紹介してくれます

介護転職エージェントがサポート

「転職アドバイザー」のサービスは、すべて無料で利用することができ、介護職の中で培ってきた自分の能力や、異業種への適性を客観的に判断してもらえます。

介護の123編集部
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私のおすすめは「リクルートエージェント」です。理由は、大手リクルートが運営しており、業界No1の転職実績(累計約30万人)があること、さらに利用された年間2万3,000人以上の方々が転職に繋がっていることです。国内外幅広く中小企業から大手企業まで、質の高い求人が揃っていますので安心して任せることができます。

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【おすすめ①】充実した転職サポート

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長年の転職ノウハウを活かして、下記のサポートをすべて無料で行ってくれます。

  • 公開求人・非公開求人の紹介
  • 独自に分析した業界・企業情報の提供
  • 務経歴書・履歴書などの書類の添削
  • 面接の日程調整
  • 採用担当者へ待遇の交渉
  • 退社に向けた社内調整

【おすすめ②】実績豊富なアドバイザー

リクルートエージェントでは、さまざまな業界に精通し転職ノウハウを熟知した経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。

求職者の希望やスキルに沿った最適な求人を厳選して紹介してくれます。

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すべてのアドバイザーが、気持ちに寄り添って親身にサポートしてくれます。

【おすすめ③】業界トップクラスの求人数

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円満退社するまでの流れ

  • 【STEP1】
    辞めたい理由を整理する
  • 【STEP2】
    直属の上司に相談
  • 【STEP3】
    退職の申し出
  • 【STEP4】
    「退職願」を提出する
  • 【STEP5】
    引継ぎ
  • 【STEP6】
    有給休暇を消化する
  • 【STEP7】
    退職日・返却

【STEP1】辞めたい理由を整理する

辞めたい理由を整理

自分がどの理由で辞めたいと思っているかを整理します。

  • 勤務時間
  • 給与額
  • 人間関係など

辞めることでしか解決できない理由なのか考えて、誰かに相談できるような改善策があれば一度は試してみましょう。

介護の123編集部
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相談できる先輩や上司、同僚が居ないのであれば辞める方向で、円満に退職できるよう準備に移ります。

 

【STEP2】直属の上司に相談

話し合い

退職届はいきなり提出せず、自分のすぐ上の上司に退職したい旨を相談し、了解を得てからというのが一般的なマナーです。

その際ははっきりした理由と、希望する退職時期を伝えますが、曖昧な理由だと引き留められたり、その先に話が進まないこともあるので、相手も納得できるような退職理由であることと、単なる職場への不満や批判にならないよう注意します。

参考 引き止められても確実に退職できる【嘘】の退職理由

転職が理由なら「新たに挑戦したい」など前向きな決意を伝え、からだの負担や不調が理由なら念のため診断書を用意したり、病状の説明をできるようにしておきます。

参考 うつなど精神疾患の労災申請方法

参考 腰痛・ヘルニアになった時の労災申請方法

 

【STEP3】退職の申し出

退職の申し出をする

いつまでに退職届を出せば退職できるかですが、基本的に労働者がいつ退職するかは法律上は自由ということになっています。

ただ、民法の規定では雇用期間の定めのない雇用契約(一般的な正社員)の場合、労働者が退職を申し出てから2週間を経過すれば労働契約は終了するとされてます。
(就業規則で退職の申し出時期について規定がある場合でも、法律が優先されるので、最低2週間前に申し出れば退職が可能です)

参考 介護職員が退職する前に知っておくべき就業規則トラブル

介護の123編集部
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円満に退職を望むのであれば、一般的に退職希望日の1~3か月前くらいに意思表示をすることで雇用側にも新たな人員を雇用したり引継ぎの時間も取れるので退職しやすくなります。

どうしても「今すぐ辞めたい」「明日から会社に行きたくない」という方は退職代行サービスの利用をおすすめします。多少お金はかかりますが確実に即日円満退社が可能です。
参考 退職代行サービスはこちら

引継ぎに必要な期間などを先に上司と話し合い、なるべく職場に無理がかからない退職時期を決定して、それに合わせて退職願を提出します。

 

【STEP4】「退職願」を提出する

退職願

上司に了承してもらったら、退職願を退職申し出の期限内に会社に提出します。

「退職願」「退職届」「辞表」はそれぞれ異なります。

退職願 退職する意思表示を会社にお願いするための書類になります。
口頭で伝えることもできますが、書面にして提出するのが一般的です。
退職届 退職日が決定したあとで退職を会社に対して届け出るための書類になります。
民法627条の規定により、退職を申し入れてから2週間の期間を置くことで
会社の承諾に関係なく辞めることができます。
一旦、提出すると本人が届を撤回したり会社側が断ることはできません。
辞表 雇用関係のない立場の者(社長や取締役、公務員など)が役職を辞めるための書類になります。
介護の123編集部
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この場合は「申し出をして会社の承諾を得た上で退職する」意味を持つ「退職願」を用います。

退職願に記載する退職理由は、細かく説明する必要は無いので「このたび、一身上の都合により、勝手ながら〇年〇月〇日をもって、退職いたします」で問題ありません。

 

【STEP5】引継ぎ

引き継ぎ

直属の上司を通して退職届を提出し、受理されて退職日が決定したら、具体的な準備に入ります。

介護の123編集部
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仕事の引継ぎに関しては、後任の人に業務の中で伝えていくか、まだ新しい職員が決まっていないなら、引き継ぐ必要のある業務やその詳細について書いておき、決まり次第渡せるようにしておくとスムーズでしょう。

 

【STEP6】有給休暇を消化する

有給休暇

介護の123編集部
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会社の規定などにより、申し出から退職までの日数が思いのほか長くなってしまう場合があります。引継ぎに必要な日数は考慮するとしても、有給休暇が残っている場合は必ず消化するようにしましょう。

通常の労働者の付与日数
継続
勤務年数
6ヶ月 1年
6ヶ月
2年
6ヶ月
3年
6ヶ月
4年
6ヶ月
5年
6ヶ月
6年
6ヶ月以上
付与
日数
10日 11日 12日 14日 16日 18日 20日
労働基準法では
勤続6か月以上の正社員と、パート・アルバイトなどでも6か月以上・週30時間以上勤務している労働者は、年間10日以上の有給休暇が与えられることになっていて、これ以下の勤務日数・時間の労働者も、労働日数に応じた有給休暇が与えられることになっています。

参考 有給休暇の仕組みとは

上司に有給休暇の取得申請をします。

万が一、忙しい・人が足りないので無理などと言って拒否されたとしても法律上は「会社は有給休暇の申請を拒否することはできない」ことになっていますのでその旨を伝えて必ず有給休暇を取るようにしましょう。
 

【STEP7】退職日・返却

雇用保険被保険者証

職場から貸与・支給されていたもので、返却の必要があるものは退職日までに返却し、退職後の失業保険の手続きなどに必要な証明書等も受け取れるように事務担当に確認しておきましょう。

【返却するもの】
・制服
・社員証
・健康保険証
・名刺
・社内業務データ・書類
【受け取るもの】
・雇用保険被保険者証
・離職票
・退職証明書
・年金手帳
・健康保険資格喪失証明書
・源泉徴収票(後日郵送になる場合もあります) 

退職させてもらえない場合の対処方法

上司から無理な引き止めに遭ったり、なかなかやめさせてくれないケースもあるかと思います。

そこで退職させてもらえない場合の最終手段としていくつかの対処方法をご紹介します。

【方法1】労働基準監督署に相談する

労働基準監督署

労働基準監督署は労働基準との遵守において各企業を監督する機関になります。

労働基準監督署に相談できる内容は以下になります。

  • 労働条件
    労働時間、賃金、解雇、退職金など
  • 労災保険
    業務中のケガ、通勤退勤時のケガなど
  • 安全衛生
    労働災害防止、職業性疾病防止など
介護の123編集部
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上記に違反している可能性がある会社には立ち入り調査が行われ厳しいチェックが入ります。その際、法令違反が見つかった会社は是正勧告(行政指導)を受けることになります。

参考 労働相談ほっとライン

【方法2】弁護士に相談する

弁護士に相談する

弁護士に相談することで労働基準法や民法など退職に関わる法的なアドバイスを受けることができ、円滑に退職までのサポートをしてくれます。

弁護士に相談することで具体的には以下のことをしてくれます。

  • 会社から損害賠償請求された時の交渉
  • ハラスメントの慰謝料請求の交渉
  • 未払い給与(残業代、退職金等)の支払い交渉
  • 有給を取得させない場合の取得交渉
  • 離職票、源泉徴収の交付交渉
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一般的に弁護士に相談すると30分5,000円ほどかかりますが、国によって設立された法テラスでは無料相談が可能ですのでおすすめです。(着手金は別途必要になります。)

参考 法テラス

【方法3】退職代行サービスを利用する

退職代行ガーディアン

退職代行サービスとは、退職の意思を上司や会社に伝えられない方の代わりに会社へ話をして、あなたが出勤することなく円満退職できるサービスです。

「このまま会社へ行かずに辞めたい」「上司に退職を言い出せない」など、円満かつ確実に会社を辞めることができます。

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40代介護職からのおすすめ転職先7選

【1】宿泊・飲食サービス業

飲食サービス業

ホテルや旅館などでの宿泊やサービスの提供、レストラン、居酒屋など飲食店で来店客の注文に応じて食事、飲料の提供、接客等を行う仕事です。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 305万4000円 214万2000円
45~49歳 321万7000円 213万5000円
こんな方におすすめです
  • 人と接する仕事が好き
  • 臨機応変に対応できる
  • 休みは土日以外も可

参考 飲食業の求人を探す

【2】工場・製造業

製造業

食品や化粧品などから家電製品や車など大型のものまで、さまざまなものを製造します。おもに工場の生産ラインでの仕事で、工場は24時間稼働している場合も多く、職員は交替制で働いています。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 36万3000円 234万1000円
45~49歳 375万4000円 240万3000円
こんな方におすすめです
  • コツコツ作業することが得意
  • 対人関係が苦手
  • 休みは平日でもOK

参考 食品製造業の求人を探す

参考 自動車工場求人を探す

【3】販売業(卸売・小売業)

販売業

スーパーやデパート・量販店などでの、食品・衣類・家電製品など商品の販売と接客が仕事です。土日は勤務が入ることが多く、休日はおもに平日になります。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 365万9000円 251万2000円
45~49歳 405万円 259万円
こんな方におすすめです
  • 人と接する仕事が好き
  • コミュニケーション能力が高い
  • 社交的で明るい

参考 アパレルの求人を探す

【4】ドライバー(運輸・郵便業)

ドライバー

トラックなどで荷物を運ぶのが仕事で、荷物の積み込みや荷下ろしなど力仕事も行います。宅配便や郵便、小包を運ぶドライバーのほか、タクシーもこれに含まれます。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 308万9000円 244万3000円
45~49歳 315万6000円 248万円
こんな方におすすめです
  • 車の運転が得意
  • ひとりで仕事をするのが好き
  • 体力に自信がある

参考 トラックドライバー求人を探す

参考 タクシードライバー求人を探す

【5】保険営業

保険営業

保険会社で、生命保険や損害保険など保険商品の営業販売、顧客管理や保険金の給付手続き業務などを行う仕事です。成果によって高収入も可能な仕事です。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 544万3000円 300万8000円
45~49歳 617万7000円 306万3000円
こんな方におすすめです
  • 人と話すことが好き
  • 高収入を目指したい
  • 土日休みが希望

参考 保険営業の求人を探す

【6】医療事務

医療事務

医療事務は、病院や診療所などで会計・受付業務のほか、診療報酬の保険請求業務などを行う仕事で、女性が勤務することの多い仕事です。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 344万4000円 272万3000円
45~49歳 390万3000円 275万円
こんな方におすすめです
  • デスクワークが得意
  • 安定した仕事がしたい
  • 土日の休みが希望

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【7】葬儀業

葬儀業

冠婚葬祭互助会などに勤務し、葬儀や法要のプランニング、準備、進行を行う仕事です。最近では葬祭業を学ぶ専門学校もあり、20代の職員も増えている仕事です。

平均年収

  男性 女性
40~44歳 339万5000円 237万9000円
45~49歳 357万6000円 245万7000円
こんな方におすすめです
  • 人のために働く仕事がしたい
  • メンタルが強い
  • 土日の休みにこだわらない

参考 葬儀業の求人を探す

介護職から異業種転職におすすめの転職支援サービス

「転職支援サービス」とは、転職に関する豊富な知識を持った転職のプロである「転職アドバイザー」が、あなたに合った最適な職場を紹介してくれるサービスになります。

「転職支援サービス」は、すべて無料で利用することができさまざまなサポートをしてくれます。

介護の123編集部
介護の123編集部

私のおすすめは「リクルートエージェント」です。理由は、大手リクルートが運営しており、業界No1の転職実績(累計約30万人)があること、さらに利用された年間2万3,000人以上の方々が転職に繋がっていることです。国内外幅広く中小企業から大手企業まで、質の高い求人が揃っていますので安心して任せることができます。

リクルートエージェント

【おすすめ①】充実した転職サポート

転職支援を創業から40年以上続けてきたリクルートエージェントは、数ある転職支援サービスの中でも「転職支援実績No.1」です。

長年の転職ノウハウを活かして、下記のサポートをすべて無料で行ってくれます。

  • 公開求人・非公開求人の紹介
  • 独自に分析した業界・企業情報の提供
  • 務経歴書・履歴書などの書類の添削
  • 面接の日程調整
  • 採用担当者へ待遇の交渉
  • 退社に向けた社内調整

【おすすめ②】実績豊富なアドバイザー

リクルートエージェントでは、さまざまな業界に精通し転職ノウハウを熟知した経験豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しています。

求職者の希望やスキルに沿った最適な求人を厳選して紹介してくれます。

介護の123編集部
介護の123編集部

すべてのアドバイザーが、気持ちに寄り添って親身にサポートしてくれます。

【おすすめ③】業界トップクラスの求人数

リクルートエージェントが保有している求人数は業界最大級です。

求人数:634,427件
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どの業種にも対応可能な幅広い求人を保有していますので、「経歴に合う業種が見つからない」とお悩みの方でも自分に合った求人が見つかりやすいです。

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おわりに

異業種への転職は不安が多いものですが、介護職を辞めたい理由を改めて考えてみると、脱出する必要性もはっきりし、新たに挑戦する気力も湧いてくるかもしれません。

定年まで20年と考えると、これからキャリアを積むこともまだまだ可能なので、不満や不安を持ちながら介護職に留まるよりも、それらを解決できる異業種への転職に向けて動いてみることをおすすめします。

 

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異業種へ転職
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