サービス介助士とは?|合格率難易度と資格取得までの流れを解説

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女性介護士

サービス介助士の試験を受けようと思っているので受験資格や合格率を知りたい

男性介護士

サービス介助士の仕事内容や給料を知りたい

上記のようにこれからサービス介助士の資格を取得するにあたり詳しく知りたい方はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では、サービス介助士の仕事内容や将来性、転職先、試験内容、合格率、メリットなどを詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

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サービス介助士(ケアフィッター)とは

サービス介助士

約19万人が活躍している民間資格

サービス介助士とは、日本ケアフィット共育機構が主催する民間資格で「高齢な方」「障がいのある方」が社会生活の場で、安全に安心して生活ができるように「介助知識」「おもてなしの心」を学び、「安全な介助技術」を身につけることができます。

2021年11月時点で約19万の方が活躍されており、サービス介助士は別名ケアフィッター(英語:Care Fitter)とも言います。

公益財団法人 日本ケアフィット共育機構
〒101-0061
東京都千代田区三崎町2-2-6 三崎町石川ビル2階
TEL:03-6261-2333
(フリーダイヤル 0120-0610-64)
FAX:03-6261-2334
ホームページ:https://www.carefit.org/carefit/

「心のバリアフリー」と「正しい介助技術」を身に付けることができる

困っている人がいるけどどうしていいかわからず見て見ぬふりをしてしまった、そんな経験はありませんか?サービス介助士の資格を取ることで高齢な方への介助方法、障がいのある方(視覚、聴覚、言語など)へのコミュニケーション方法などの知識と技術をさまざまな場所で生かすことができます

近年、街へ出ると車いすを利用した障がいのある方や高齢な方を見かけることが多くなったと思います。スロープやエレベーターなど建物のバリアフリー化が進み以前より移動しやすくなりましたが、段差や障害物などまだまだ改善する箇所はたくさんあるのが現状で、困っている人はたくさんいらっしゃいます。

そんな時、「どうされましたか?」「何かお困りでしょうか?」など声を掛けて、その方に合った適切な介助方法でお手伝いをすることで、高齢な方や障がいのある方の社会参加に協力し、気持ちに寄り添った介助をすることで「心のバリアフリー」に繋がります。

さまざまな方が取得している需要のある資格

取得されている人は、空港・鉄道・ホテル・銀行・百貨店などのサービス業に従事している方や、家族に認知症や「障がいのある方」がいる方、地域で「高齢な方」や「障がいのある方」の社会生活を支えたいボランティアの方などが多いようです。

サービス介助士が増えることで、「高齢な方」や「障がいのある方」が安心して出掛けられたり、気軽に買い物に出掛けたり、旅行を楽しんだり、地域活動を楽しめるなど日常的に可能になり、住みやすく居心地の良い生活の場になることができます。

サービス介助士を取得するメリット3つ

【メリット①】専門知識が身につく

介護 専門知識

サービス介助士はケアフィッターとも呼ばれており、高齢な方や障がいのある方が安全に公共施設などを利用できるようにサポートするための知識や技術を学びます。

専門知識が身につくことで

  • 「高齢な方」や「障がいのある方」が困っていたら自発的に行動できるようになる
  • 自分の家族にも技術や知識、心構えを役立たせることができる

など、さまざまな場面においてコミュニケーションを取りながらサポートすることができるようになるので、活躍の場は広がっています。

【メリット②】やりがいがある

介護 やりがい

サービス介助士の仕事はあくまで介助ですが、高齢な方や障がいのある方をスムーズにサポートすることができたときには、達成感や自信になります。

以下のような、やりがいや仕事のモチベーションにも繋がるでしょう。

  • ありがとうと言われる機会が多くなり仕事の励みになる
  • 「高齢な方」や「障がいのある方」の立場になって理解することができるようになる
  • 障がいの特性を理解できるようになるので当事者との会話が弾むようになる
  • 技術ではなく「高齢な方」や「障がいのある方」に対する気遣いやおもてなしの心を認識できる

資格がないと働けないわけではありませんが、資格を所持している職員がいることで、利用者は信用・安心して公共施設を利用することができるといえます。

【メリット③】介護資格とセットがお勧め

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サービス介助士は介護を目的とした資格ではありませんが、介護職員初任者研修実務者研修介護福祉士など取得している方がサービス介助士の資格を取得することで、より高齢な方や障がいのある方に寄り添ったサポートができるようになります。

スムーズなコミュニケーションが取れるようになったり、さらに利用者に安心を与えることができるでしょう。多くの知識や技術を身につけることはスキルアップに役立ちますし、周りからの信用や信頼も得ることができます。

サービス介助士の仕事内容

「高齢な方」や「障がいのある方」へ丁寧な介助をすることができる

介護 車いす 笑顔

サービス介助士の資格をとることで社会におけるあらゆる場面で困っている「高齢な方」や「障がいのある方」に対して、障がいが重く常に介護が必要としている方に対し、正しい知識で丁寧な介助をすることができるようになります。

具体的には、以下のような支援をすることができます。

  • 高齢な方へ
    不安や戸惑いを払拭して気持ちを安心させてあげるなど
  • 車いすを利用される方へ
    地下鉄の乗り降りをサポートしてあげる。エレベーターの場所を伝えてあげるなど
  • 視覚に障がいのある方へ
    点字ブロックが途切れ迷っている場合、腕を貸し目的の場所まで手引きするなど
  • 聴覚に障がいのある方へ
    呼び出しなどがわからない場合、筆談や手話にて伝えてあげるなど
  • 言語に障がいのある方へ
    店員さんに伝わらない場合、代わりに聞いてあげて店員に伝えてあげるなど

注意点としては、押し付けがましくならないように、「高齢な方」や「障がいのある方」の気持ちを汲み取りスマートに介助してあげることが大切です。プライベートだけでなく、仕事の場でも活躍できる資格であるため、さまざまなサービス業の企業が取りいれている資格です。

サービス介助士の将来性

今後より一層ニーズが高まる資格

超高齢社会に伴い、趣味や地域活動などの社会参加活動している「高齢な方」や、親元や施設から出て自立生活をする「障がいのある方」が増えてきており、今後この資格の将来性が非常に高いと予想されます。

社会的だけでなく、精神面での支えになるように、サービス介助士は非常に大切な役割を担っており、さまざまな有名企業が資格取得に力を入れている関心の高い資格です。

介護職員の人手不足に伴い様々な場面で役立つ

年々、「高齢な方」や「障がいのある方」の人数に対して介護職員の人手不足が問題になってきております。サービス介助士は基本的に施設などの介護で必要となるわけではありませんが、「高齢な方」や「障がいのある方」の地域生活で1人でも多くの担い手がとにかく必要となってきています。

そのため、サービス介助士を取得していれば、色々な場面で多くの困っている「高齢な方」や「障がいのある方」のサポーターになることができ、活躍場所は、病院、公共交通機関(駅、バスなど)、ショッピングセンター、空港、学校など幅広いところでお手伝いをすることができるでしょう。

また、普段の社会生活だけでなく、震災が起きた時の避難支援にも役立てることができますので、ご自身の家族、知人、友人のために取得される方もいるようです。

サービス介助士の就職・転職先

転職先

以下はサービス介助士取得者の就職・転職先というわけではないですが、積極的に導入している企業や法人になりますので参考にしてみてください。

  • 航空・空港関連(ANA・JALなどの客室乗務員やグランドスタッフ)
  • 鉄道・バス・タクシー(JR東日本・JR西日本・東急電鉄・西武鉄道・阪神電車・小田急電鉄など)
  • 小売・流通関連(百貨店・イオン・マルエツ・スーパーなど)
  • 金融・証券・保険関連(みずほ銀行・千葉銀行・野村証券・損保ジャパンなど)
  • 観光・レジャー・パチンコ(東急リゾート・ヒルトン東京ベイ・タイトーなど)
  • 食品・外食関連(不二家・ダイドー・日本レストランなど)
  • 福祉・医療関連(法人脳文庫・熊野本宮・知床斜里町観光協会など)

サービス介助士は民間の資格であるので就職に有利になるわけではありませんが、取得していることで就職・転職する際の印象は確実に良くなるでしょう。

他の資格と合わせることで職場の幅が広がる

サービス介助士の資格は、徐々に浸透されつつあり、全国で約1,00社以上の企業が導入しています。

これから就職や転職を考えている方は、「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」や「実務者研修」などの資格と合わせて取得することで、仕事の幅が広がって様々なところで重宝されるようになるので他の資格と併用することをおすすめします。

また、視覚「障がいのある方」を支援できる「同行援護従業者養成研修」や言語・聴覚「障がいのある方」の援助をできる「言語聴覚士」などの資格を取得することでより一層、高品質なサービスを提供することが可能となり、転職・就職に有利となるでしょう。

サービス介助士の年収・給料

年収

サービス介助士の資格を持っている人の年収や給料は、働く職場によって左右されるため一概に言えないのが現状ですが、民間資格であるため、給料に反映されることは少ないかと思います。

しかし資格取得を支援している企業は多くあるため、受験料の負担を行っている会社もあります。大企業になると資格取得にかかる費用を全額負担しているところもありますので、確認してみてください。

介護・医療関連で働かれる場合は、介護職員初任者研修や介護福祉士などを取得することでスキルと手当が付いてきますのでおすすめします。

サービス介助士の資格の種類と講座概要

サービス介助士の資格は全部で4つあり、1日で終わる資格、通信講座のみでOKの資格、実技講習が必要な資格など自分に合った資格を選択することが可能となっています。

サービス介助士(旧:サービス介助士2級)

「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学ぶことができるエキスパート資格になります。

対象 社会人、大学生、専門学校生 など
受講料 41,040円
教材 テキスト1冊、提出課題
提出課題 あり(1回)
実技教習 あり(2日間連続)
検定試験 【試験方式】3択問題/マークシート方式
【問題数】50問(1問2点の100点満点)
【合格基準】70点以上
【再試験】試験料 3,240円で可能
合格率 8割以上
試験対策 インターネット模擬試験 3択50問
(20回または14日間、利用料金2,160円)
試験会場 札幌、東京、横浜、長野、浜松、津、金沢、豊橋、岐阜、名古屋
静岡、大阪、彦根、広島、高松、岡山、福岡、宮崎、那覇
日程の詳細はこちら
受講期間 申し込みから最大12ヶ月
合格後の特典 認定状・顔写真入りの認定証の発行
資格更新制度 あり(資格の有効期限は3年間)
更新料 2,160円
更新手続きの詳細はこちら

  1. 申し込み
  2. 自宅学習(テキストで学習)
  3. 課題提出
    提出課題100問、60点未満は再提出
    申し込みから課題提出まで6ヶ月以内を目標
  4. 実技教習(スクーリング)
  5. 検定試験
    筆記試験50問、70点以上合格
    ※不合格の場合は再試験制度あり(有料)
    申し込みから検定試験まで12ヶ月以内
  6. サービス介助士認定(認定証・認定状授与)

 

准サービス介助士(旧:サービス介助士準2級)

介助に関わる心と技術を通信講座と在宅試験にて取得することができる資格になります。サービス介助士へステップアップすることも可能です。

対象 社会人、大学生、専門学校生 など
受講料 21,600円
教材 テキスト1冊、DVD(実技編)、提出課題
提出課題 あり(1回)
実技教習 なし
検定試験 在宅試験(不合格の場合、再試験制度あり)
試験料 5,400円で再試験が可能
合格率 8割以上
受講期間 申し込みから最大6ヶ月
合格後の特典 認定状の発行、認定証・サービス介助士へのステップアップ申し込み可能
ステップアップされる場合は「実技教習」からの受講になる
カードタイプの准サービス介助士認定証は別途2,160円
資格更新制度 なし

  1. 申し込み
  2. 自宅学習(テキストとDVDで学習)
  3. 課題提出
    提出課題100問、60点未満は再提出
  4. 実技教習(スクーリング)
  5. 検定試験(在宅)
    筆記試験50問、60点以上合格
    ※不合格の場合は再試験制度あり(有料)
    申し込みから検定試験まで6ヶ月以内
  6. 准サービス介助士認定(認定状授与)

 

サービス介助基礎検定

2時間で車イスの移動の仕方、視覚障がい体験と座学をすぐに応対したい方向けの介助技術の基礎検定になります。

受講料 5,400円
講座内容 2時間1回(座学と実技)
検定試験 あり(講座の最後に実施)
試験会場 東京、横浜、名古屋、滋賀、大阪、福岡
日程の詳細はこちら
証書 あり
合格者には当日「認定証」を授与
合格後の特典 サービス介助基礎検定合格者がサービス介助士を
受講し合格された場合には、サービス介助士バッジをプレゼント
資格更新制度 なし

  1. オリエンテーション
  2. 「高齢な方」と認知症への理解(白内障体験)
  3. 聴覚障がい者への理解(体験)
  4. 車いす使用者への理解(体験&実技)
  5. 視覚障がい者への理解(体験&実技)
  6. まとめ
  7. 検定試験(10分)採点
  8. 合格者には認定証授与

 

サービス介助士ジュニア(旧:サービス介助士3級)

「おもてなしの心」と「基礎の介助技術」を学ぶことができる中学生・高校生向けの資格になります。

対象 中学生、高校生、専門学校生 など
受講料 基本受講料(1名):テキスト2,160円、検定料6,480円
その他、講師派遣料(実技試験時)・指導マニュアルなどに
関する諸経費については、別途
教材 テキスト1冊(提出課題付)
提出課題 あり(1回)
実技教習 授業内
検定試験 あり(不合格の場合、再試験制度あり)
※別途再試験料が必要
合格率 8割以上
受講期間
合格後の特典 認定状の発行
資格更新制度 なし

  1. 授業17時間以上
  2. 実技試験
  3. 筆記試験(30分)
  4. 合格者には認定証授与

サービス介助士を独学で勉強したい方へ

サービス介助士をこれから取得する方

サービス介助士を独学で勉強するための参考書を「Amazon」「楽天」で調べてみましたが、古い本しかありませんでした。また日本ケアフィット共育機構から最新版の本だけを購入することはできないため、「日本ケアフィット共育機構」や「ユーキャン」の講座を申し込み資格取得しましょう。

既にサービス介助士を取得済みの方

日本ケアフィット共育機構では、既にサービス介助士を取得済みの方への復習講座として毎月1回1時間程度の「フォローアップセミナー」を開催しています。実技に不安がある方やもう一度勉強したい方は是非参加されてみてはいかがでしょうか。

参考 「フォローアップセミナー」の詳細はこちら

サービス介助士のよくある質問Q&A

サービス介助士に関するよくある質問をまとめてみましたので参考にしてみてください。

「1級2級など以前の名称」と「現在の正式名称」を教えてください

サービス介助士の名称は2015年度から変更されております。変更前と変更後の名称は以下になりますのでご確認ください。

変更前 変更後
サービス介助士2級 サービス介助士
サービス介助士准2級 准サービス介助士
サービス介助士3級 サービス介助士ジュニア

履歴書にはなんて書いたらいいでしょうか?

サービス介助士の資格を履歴書に正式名称で記載する場合は、「平成○年〇月 公益財団法人 日本ケアフィット共育機構認定サービス介助士資格取得」となります。

ホームヘルパー2級との違いを教えてください

ホームヘルパー2級(現:介護職員初任者研修)は、施設や在宅などで身体介護・生活援助の2つの業務を行う「介護」になります。対して、サービス介助士は、街中や駅、スーパーなどで困っている「高齢な方」や「障がいのある方」の方を手助けする「介助」のお仕事です。
サービス介助士の「介助」は「介護」ほどケアするわけではなく「高齢な方」や「障がいのある方」の車イスを押したり、視覚「障がいのある方」の手引きをしたり、困っている方におもてなしの心でサポートできる資格になります。

 

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