要介護状態になったとき費用はいくら必要になるの!?

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自分や家族が要介護になったとき、どれくらいの費用がかかるか知らない人がほとんどです。介護になってから慌てる前に事前に知って対策をしておきましょう。初期費用、月々の費用などどれくらいかかるのかご説明します。

初期の介護費用について

自分または家族が要介護になった場合、自宅介護や施設入居での必要な初期費用の平均は、343万円になります。「100~200万円未満」が22.4%と最も多く、次に「300~500万円未満」と「500~1000万円未満」が、12.2%となっています。

月々の介護費用について

要介護となった場合、月々の必要費用の平均は、19万円になります。1番多かったのは、「10~15万円未満」が26.7%で、次に「20~25万円未満」が19.1%が多くなっています。

介護の期間について

要介護になってから必要な全期間の平均は14年3ヶ月になります。最も多かったのは、「10~15年未満」が33.8%で、不明を除くと次に「20~25年未満」が15.7%が多くなっています。

要介護状態となった場合の必要な期間

介護の必要資金総額について

要介護になってから必要な資金総額の平均は3,792万円になります。最も多かったのは、「10~15年未満」が33.8%で、不明を除くと次に「20~25年未満」が15.7%が多くなっています。

 

公的な介護保険での支出

居宅サービスでの支出

公的介護保険サービスの利用には、利用料金の1割を自己負担することになってます。残りの利用料は介護保険から支給されます。

例えば、介護認定が要介護2の人の自己負担は最大で19,616円になります。支給限度額以上のサービスを受けるには、全額自己負担となります。

認定区分 身体などの状況の目安 支給限度額
自己負担額
非該当
  • 歩行や起き上がりなどの日常生活上の基本的動作を自分で行うことが可能である
  • 電話の利用や薬の服薬などの手段的日常生活動作を行う能力もある状態
要支援1
  • 食事や排泄など日常生活が概ね自分でできる
  • 介護予防のための支援も必要
50,030円
  5,003円
要支援2
  • 日常生活を送る能力は基本的にあるが、一部介助が必要
  • 要介護状態とは認められないが、社会的支援が必要
104,730円
  10,473円
要介護1
  • 立ち上がりや歩行などに不安定さが見られることが多い
  • 日常生活に一部介助が必要
166,920円
  16,692円
要介護2
  • 立ち上がりや歩行などが自力ではできない場合が多い
  • 食事や衣類着脱は自分でできるが、排泄や入浴など、一部介助が必要
 196,160円
   19,616円
要介護3
  • 立ち上がりや歩行などが自力でできない
  • 排泄、入浴、衣類着脱などに全面的な介助が必要
 269,310円
   26,931円
要介護4
  • 日常生活を送る能力がかなり低下している
  • 排泄、入浴、衣類着脱などに全面的な介助が必要
  • 食事の摂取に一部介助が必要
 308,060円
   30,806円
要介護5
  • 日常生活を送る能力が著しく低下している
  • 生活全般にわたって、全面的な介助が必要
  • いわゆる寝たきり状態で、意思の疎通が困難
 360,650円
   36,065円

 

施設サービスでの支出

公的介護保険施設では1ヶ月あたりに施設サービス費の1割負担のほか、居住費、食費、日常生活費などの料金がかかってきます。

特別養護老人施設では1ヶ月あたりの自己負担額はどれくらいになるのか。個室部屋と相部屋での料金を比較した場合、約5万円の差があります。

多床室、相部屋の月額料金(要介護5の人が利用)
施設サービス費の1割 約26,000円
居住費 約11,000円(370円/日)
食費 約42,000円(1,380円/日)
日常生活費 約10,000円(施設で異なる)
合計 約89,000円

 

ユニット型個室の月額料金(要介護5の人が利用)
施設サービス費の1割 約27,000円
居住費 約60,000円(1,970円/日)
食費 約42,000円(1,380円/日)
日常生活費 約10,000円(施設で異なる)
合計 約139,000円

公的な介護保険サービス以外での支出

公的介護サービス以外の主な費用は、

  • 流動食や配食サービスなどの食費
  • おむつ、尿取りパット、手袋などの排せつ用品費
  • 介護専用の寝具や衣類費
  • 補聴器や杖、入浴用品などの介護用品費
  • 通院や移動に使う介護タクシーなどの交通費
  • 自己負担分の医療費や税金・社会保障費
  • 施設入居での居住費、光熱費、食費

などになります。

おわりに

いかがでしたか?私は初めて知った時こんなにお金がかかるの?と思いました。介護保険を使いたくても使えない経済状況があるのも現実です。

すでに介護が始まっている人が少しでも介護費用を押さえたい場合はこちらを参考にしてみてください。

参考 知らなきゃ損!介護費用を節約するための11の方法

 

介護費用
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