ヒハツエキスの効果・効能|血管を修復し高血圧の改善や育毛に役立つ

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女性の冷えを解消するスパイスとして、近年多くのサプリメントや健康食品として販売されている「ヒハツ」。

ヒハツに含まれる成分は、冷えの他にも多くの健康効果が期待されていますが、それはどのようなものなのでしょうか。 今回は「ヒハツ」について、その効果や摂取方法などについてお伝えします。

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ヒハツとは

ヒハツ(蓽撥)とはコショウ科のツル性植物で、育つとその長さは2~3メートル以上になります。

常緑樹で楕円形のツヤのある葉を付け、花のあと小さな果実の集まりが直径5~8mm長さ2~3cmほど、黄緑色の細い円筒状に実るので、この果実が成熟し赤くなったものを収穫します。

収穫した果実を処理し乾燥させると黒くなり、これを細かく挽いたり粉末状にしたものをスパイスとして用います。

pepper(=コショウ)の語源はサンスクリット語でヒハツを意味するpippaliが元になっており、風味はコショウと良く似ていて、マレーシアやインドなどでは料理によく使われるスパイスです。

中国の伝統医学「中医学」では痛み止めや冷えによる下痢や腹痛に効く生薬とされ、インドの伝統医学である「アーユルヴェーダ」においては、冷えを改善し若返りに役立つ薬草のひとつとされています。

ヒハツの歴史

ヒハツについては、古代ギリシャの医師であったヒポクラテスによって、紀元前の5世紀から6世紀ころ、生薬としての機能などについて、初めて書物に記されたことがわかっています。

その後シルクロードを介して中国へも伝えられ、世界各地での交易が盛んになるにつれて、ヒハツはスパイスとして広く知られるようになっていきましたが、当初は一部の学者以外はコショウもヒハツも区別なくpepperと呼んでいました。

12世紀になって黒コショウが多く供給されるようになると、しだいにヒハツの利用は少なくなっていきます。

のちにトウガラシが発見されますが、トウガラシには乾燥するとヒハツに似た風味を持つものもあり、栽培が用意だったことから、その流通が進むにつれて、ますますヒハツは見られなくなり、現在ヨーロッパではほとんどヒハツは流通しなくなりました。

ヒハツの種類

インド・東南アジア原産で英語名はlong pepper=ロングペッパー、学名はpiper longumとされているのがインド長コショウといわれる「ヒハツ」です。

同属のジャワ長コショウ「ヒハツモドキ」もヒハツと呼ばれることがありますが、これはインドネシア・ジャワ島に自生する別種で、日本では沖縄などで栽培されて「ピパーチ」「ヒバーチ」「ひはち(フィファーチ)」「島コショウ」などとも呼ばれています。

ヒハツに含まれる成分

ヒハツには辛みの主成分ピペリンや、紫外線を受けることでピペリンから変化したチャビシン、リウマチの治療と予防に有用とされるピぺルロングミンなどのアルカロイドが含まれています。

参考 日本結核病学会:ピぺルロングミンに関する記述

ピペリン

ヒハツに含まれるアルカロイドの一種であるピペリンは、ヒハツが持つ辛み成分の元となっている成分です。

ピペリンは一酸化窒素(NO)の生成を促し、平滑筋を弛緩・拡張させることで、血圧の上昇を抑える働きがあります。

また、このピペリンには健胃・整腸・強精・強壮作用もあると言われ、ヒハツを摂取することで、むくみやしわ、認知症などを予防・改善する効果が期待されており、毛細血管が若返るという研究結果も出ています。

参考 血圧と機能保険食品

ヒハツはTie2(タイツー)を活性させる

Tie2(タイツー)とは

Tie2(タイツー)とは、毛細血管内側の内皮細胞にある受容体チロシンキナーゼ(タンパク質)の1つをいいます。

血管では、血管内皮細胞と壁細胞がうまく接着していることで、栄養が皮膚の隅々まで行き渡るのですが、Tie2はこれらの接着に重要な働きをしていることがわかっています。 

毛細血管とは
私たちの動脈と静脈を結ぶ毛細血管は、全身の血管の9割以上を占めており、10ミクロン(0.01mm)という髪の毛よりも非常に細い血管です。全ての長さを繋げるとなんと地球2週半(約10万km)にもなり60兆個以上ある細胞1つ1つに酸素や栄養を運搬して、老廃物や二酸化炭素などを回収する働きがあります。毛細血管は私たちの生命活動に非常に重要な働きをしており、毛細血管が健康でなければ、さまざまな場所に支障がきたすことになります。

参考 資生堂:Tie2について

Tie2(タイツー)の働き

このTie2(タイツー)は血管外側の壁細胞から分泌されたアンジオポエチン-1(Ang-1)と結びつくことによって活性化し、血管の劣化や老化を防止・改善・修復してくれるので、血管やリンパ管の構造が安定します。

Tie2(タイツー)とアンジオポエチン-1が結びつくことは血管とリンパ管の健康にとって非常に重要な働きなのですが、活性化しているTie2は加齢とともに減少していきます。

ヒハツはこのTie2を活性化させるとされ、血管の健康維持に効果があると考えられています。

Tie2を活性化させる食材一覧

ヒハツの効果・効能

ヒハツの効果・効能については、以下のような症状に対する研究が行われ、検証されています。研究や臨床結果などによるヒハツの科学的根拠(エビデンス)を見てみましょう。

高血圧の改善効果

高血圧は認知症などさまざまな疾患のリスクを増やします。 ヒハツ抽出物には、高血圧の改善と降圧効果が期待されています。

【日本】芝パレスクリニックの臨床実験
ヒハツ抽出物を摂取することでの降圧効果と安全性について芝パレスクリニックにて臨床実験が行われました。
26~64歳までの正常高血圧者およびI度高血圧者120例を2グループに分け、「ヒハツ抽出物150㎎を含有した粉末緑茶」と「ヒハツ抽出物150㎎を含まない粉末緑茶(プラセボ)」を1日1回、約12週間摂取してもらったところ、ヒハツ抽出物を含有した粉末緑茶を摂取したグループは、1週間後から十分な降圧と血圧改善効果が確認でき、安全面においても副作用は見られませんでした。
これによりヒハツ抽出物150㎎(ピペリン90μg)含有粉末緑茶は高血圧の1次予防に大きく貢献することが確認できました。
出典:無作為化二重盲検比較法によるヒハツ抽出物含有粉末緑茶の正常高値血圧者ならびにI度高血圧者に対する長期摂取時の血圧降下作用および安全性の検証試験

冷えの改善効果

ヒハツには血流を良くし身体を温める効果があり、血圧や心拍数への影響はほとんどないままで、血流の量を増やすことがわかっています。

【日本】丸善製薬と愛知大学との共同研究
手指の末梢循環の改善と、皮膚表面温度が寒冷刺激からどれくらい早く上昇するか調査されました。冷え症の方々に、1分間20度の水につけて冷やしてもらい、10分以上経過を見ましたが温度は上がらず。
同じように冷やした後、ヒハツエキスパウダーMF300㎎を飲んでから測定すると、みるみる温度が上昇し10分後には4度も上昇し、ヒハツが冷え症に効果があることがわかりました。
出典:ヒハツ抽出物の皮膚表面温度回復作用(丸善製薬株式会社)

むくみの抑制

血管の老化が進行し機能が低下すると、ぴったりと接着していた血管の壁細胞と内皮細胞が剥がれたり、間がもろくなり隙間ができます。

これにより、血管内の隙間から水分や老廃物が漏れて組織に悪影響を与え、リンパ管内は老廃物が多くなりすぎて回収ができなくなります。

これがいわゆる「むくみ」の原因です。 ヒハツには血管の健康を保つ働きがあるので、むくみの抑制にも効果的です。

【日本】丸善製薬と愛知大学との共同研究
腿(すね付近)のむくみ改善作用とTie2(タイツー)活性化との効果について調査されました。下腿がむくむ4人の方々に「ヒハツ抽出物」と「ヒハツ抽出物を含まない(プラセボ)」をそれぞれ150mgと300mgを摂取した2グループに分けて調査した結果、ヒハツ抽出物を摂取した方がプラセボよりも、むくみが少なく抑制する可能性が確認できました。
また、150㎎摂取と300mg摂取を比べたところ、むくみは300㎎の方がより少ないこともわかりました。
出典:ヒハツのむくみ改善作用とTie2活性化の間に浮かび上がる接点(全研本社株式会社)

ゴースト血管の改善効果

毛細血管は周囲の細胞へ酸素や栄養を届けているのですが、加齢などから血管が弱って血管外側の壁細胞が内皮細胞と剥がれてしまうと、そのすき間から栄養や酸素などが漏れてしまい、毛細血管が機能停止状態になって先まで血液が運ばれなくなります。

このように、血管はあるものの血液が流れていないものを「ゴースト血管」と言い、これは老化や運動不足、高血圧、暴飲暴食による高血糖や脂質異常などが原因で起こります。

ゴースト血管が皮膚に近いところで増えると、皮膚の酸素や栄養分が不足して皮膚のコラーゲンを作る細胞が少なくなり、しわやシミの原因となりますし、血液中に含まれている白血球も身体の各所にうまく行き渡らなくなることから、免疫力が落ちるとも言われています。

ゴースト血管によって引き起こされる病気や症状は以下のようなものがあります。

  • 認知症
  • 脳梗塞
  • 狭心症
  • 生活習慣病(メタボ、高血圧など)
  • 腎障害
  • 関節痛
  • 冷え
  • 薄毛
  • 勃起障害(ED)
こんな方は注意です
足の内側くるぶしの下にある太い血管の周りに、細い赤紫の血管が浮き出ている人はゴースト血管の疑いがあります。また最近疲れやすい、白髪が増えた、身体がむくむ方も要注意です。

育毛の効果

頭皮の毛細血管の最末端が、髪の毛の毛乳頭に栄養を供給するので、ゴースト血管が頭皮の近くで増えると、髪に栄養が届かなくなり抜け毛や白髪の原因となります。

ヒハツを摂取し、頭皮の血流を活発にすることでゴースト血管が予防でき、育毛にも役立ちます。

ヒハツの摂取量

1日1gを目安にする

ヒハツの摂取目安量は粉末スパイスの場合1日あたり約1g(小さじ半分)程度とされており、多く摂取しても2g以内にしておくのが好ましいです。

サプリメントや食品で摂る場合、記載されている摂取目安量を守れば問題ないでしょう。

ヒハツの摂取方法

ヒハツパウダーのスパイス

スパイスとしてのヒハツはインドやアジア料理に使われるため、カレー用のスパイスなどを扱っているところで手に入り、価格は15g程度300円弱で購入できます。

コショウのような辛み、フェンネルのような風味と甘い香り、清涼感を持ったスパイスで、コショウの代わりにカレーや煮込み料理に用いたり、肉や魚の下味付けにと幅広い料理に使えるほか、コーヒーやココア、紅茶、ヨーグルトに加えて摂取する方法もあります。

沖縄県の島胡椒

またヒハツモドキといわれる沖縄の島コショウも、香りや使い方、効果もヒハツとそれほど違いはありません。

乾燥させて粉末にした島コショウはおもに「ピパーチ」「ヒバーチ」や「フィファチ」という名前で15~20gが500円弱から700円程で販売されていて、沖縄そばやチャンプルなど沖縄料理の味付けに広く用いられます。

ほかに、沖縄以外では手に入りにくいですが、生の島コショウの葉を天ぷらにしたり、若い芽をごはんに炊き込んで食材として調理することもあります。

上記の食品ではどうしても1日の摂取目安量を補うことが難しく、スパイスを摂取しても大きな効果や改善が見られないのが現状のようです。

サプリで摂取する

ヒハツが含まれたサプリは製薬会社などさまざまなメーカーから発売されております。サプリメントは手軽に摂取できる反面、摂取量には気を付けて飲まなければいけません。しっかりと1日の目安量を確認して摂りましょう。

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ヒハツの副作用と注意点

薬を服用中の方は注意する

自然由来の原料から抽出した成分のため、特に副作用の心配はありませんが、ヒハツに含まれるピペリンは消化酵素を刺激し消化を早めるため、摂りすぎると胃腸を荒らしてしまうこともあります。

多量に摂取はせずに目安量を守って摂取してください。 また、ピペリンには薬物代謝の酵素阻害活性がありますので、高血圧治療薬のプロプラノロールを服用している場合は、血圧を下げすぎる可能性があります。

呼吸器系疾患薬のテオフィリンは逆に効果を低下させる可能性がありますので、薬やサプリを飲んでいる場合は、併用が可能かどうか、かかりつけ医に相談してみましょう。

おわりに

ヒハツは、インドや東南アジアなどで長寿の生薬として注目されています。認知症・脳梗塞・メタボ・高血圧の対策、冷え・むくみ・薄毛などでお悩みの方にはおすすめの食材です。

 

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