クリルオイルの効果・効能|脳血管性認知症の改善が期待できる

クリルオイル(南極オキアミ)
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クリルオイルとはどんな成分?

南極に生息する南極オキアミから抽出

クリルオイルとは、甲殻類の一種である体長6㎝ほどの「南極オキアミ」から抽出したオイル成分になります。オキアミの形態はエビにそっくりですが、動物プランクトンの一種で世界中の海に分布しています。

寿命は最大7年までで重さは最大2gまで成長します。なんと地球上で一番大きな生物シロナガスクジラの主食が、栄養成分がたっぷり含まれている南極海に生息する「南極オキアミ」というから驚きです。

タンパク質、脂質、アスタキサンチンなど豊富な含有成分

南極オキアミにはオメガ3系脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)を含むリン脂質、アスタキサンチン、タンパク質などの高度不飽和脂肪酸のほかビタミン、食物繊維などが豊富に含まれています。

魚油のDHA・EPAは酸化しやすいのに対して、クリルオイルは抗酸化物質のアスタキサンチンを含んでいるので、酸化しにくく、身体への消化吸収が優れているため、さまざまな健康効果が期待されています。

クリルオイルと魚油の違いとは?

水にすばやく溶け込む

クリルオイルのDHA・EPAは「「リン脂質結合型」であるため、水にすばやく溶け込み身体への吸収力が魚油と比べて非常に高いです。また魚を食べた後、魚油の場合、口が臭いことがありますが、クリルオイルは胃液と混ざり合うため魚の嫌なニオイがしないので口臭も気になりません。


出典:株式会社 白鳥ウェルファーマ

安全性が非常に高いオイル

クリルオイルは、広い海の中でも特に汚染が限りなく少ない「南極海」で漁獲されたクリーンな「南極オキアミ」から抽出されており、どんな魚から抽出されたわからない魚油と比べ、南極オキアミは微小な植物プランクトンを食べているため、不純物をほとんど含んでいません。

さらに食物連鎖が魚油と比べ圧倒的に少ないため、安全性が非常に高いキレイなオイルです。

クリルオイルの効果・効能

クリルオイルには、どのような効果・効能があるのか。研究や臨床結果などによるクリルオイルの科学的根拠(エビデンス)を見てみましょう。

認知症の改善・効果

脳萎縮や脳機能の低下で発症する認知症。クリルオイルは、特に「脳血管性認知症」の改善と効果が期待されています。

【日本】杏林大学 古賀教授の臨床実験(2013年)
クリルオイルのDHA・EPAを摂取することで脳機能にどのような変化があるのかを杏林大学で脳の老化防止を研究されている古賀教授が臨床実験を行いました。
60~72歳までの健康な男性45名を「クリルオイル」「イワシオイル」「中鎖脂肪酸油」を摂取する3グループに分け、それぞれ 1 日 2g、約3ヶ月摂取してもらったところ、クリルオイルを摂取したグループだけ、より脳の血液量が増えて脳の活動が活性化し、脳機能の改善効果がみられました。
クリルオイルの被験者の中には、脳の情報処理速度が20歳若返った人もおり、クリルオイルは健康な高齢者の脳の情報処理能力、認知能力を高める脂質成分であることが分かりました。

出典:Clin Interv Aging。2013; 8:1247-57。doi:10.2147 / CIA.S50349。Epub 2013 Sep 19

この実験で、EPAとDHAの量だけをみると、イワシオイルの方が豊富に含まれており、クリルオイルは少ないにも関わらず脳機能改善効果がみられ圧倒的に優れてることがわかりました。

古賀教授は、クリルオイルのDHA・EPAはリン脂質と結合しているため、脳に働きかけやすく、作用しやすいと述べています。

高脂血症やメタボリックの予防・改善

【カナダ】マギル大学の研究(2004年)
高脂血症患者120名に約3ヶ月間、1日1~3gのクリルオイルを摂取してもらったところ、グルコース、総コレステロール、LDLコレステロール(悪玉)、トリグリセリド(中性脂肪)の値が低下し、HDLコレステロール(善玉)値は上昇しました。
出典:Altern Med Rev. 2004 Dec;9(4):420-8.

これにより、クリルオイルは高脂血症に効果があると実証されました。また、クリルオイルは魚油よりもLDLコレステロール値などの低下により有効であることもわかりました。

糖尿病や腎疾患の予防・改善

【アメリカ】プロビデンシー臨床研究(2009年)
アメリカの臨床実験で、糖尿病の男女76名に4週間、1日2gのクリルオイルを摂取してもらった結果、血中のEPA・DHAを増加させ、収縮期血圧および血中尿素窒素を低下させたことが分かりました。
出典:Nutr Res. 2009 Sep;29(9):609-15. doi: 10.1016/j.nutres.2009.09.004.

抗酸化作用があるアスタキサンチンを含んでいるため、糖尿病やメタボリックシンドローム、動脈硬化などの生活習慣病予防の働きがあると言われています。

脂肪肝の改善・効果

日本水産株式会社の生活機能科学研究所では、アルコール性脂肪肝に及ぼす影響を調査されました。

【日本】水産株式会社の研究(2009年)
実験では、高脂肪食とアルコールを負荷したラットにクリルオイルを4週間経口投与した結果、肝臓中のアルコール性脂肪肝(中性脂肪)が抑制され、既に蓄積されていたアルコール性脂肪肝も改善することができました。クリルオイルに含まれるたリン脂質結合型のオメガ3系脂肪酸であるEPA・DHAは体内吸収に優れているため、効果が有意に発揮されたと結論付けられました。
出典:http://www.jcam-net.jp/data/pdf/17022.pdf

月経前症候群と月経困難症状の改善または緩和

【カナダ】モントリオール大学の臨床実験(2003年)
月経前症候群(PMS)と診断された70名に約3か月間、クリルオイルと魚油を摂取させたところ、魚油よりクリルオイルを摂取したグループは、鎮痛剤の量が減少して、月経困難症および月経前症候群の感情的な症状(情緒不安定など)や腰痛などを大幅に減らすことができました。
出典:Altern Med Rev. 2003 May;8(2):171-9.

これによって、クリルオイルに含まれるDHA・EPAとリン脂質が月経前症候群や月経困難症の症状緩和に効果的であると実証されました。

クリルオイルの摂取量と摂取方法

1日1000mgを目安に摂取する

厚生労働省の調べでは、オメガ3系脂肪酸の摂取目安量は1日あたり1,000mg以上と必要とされており、特に日本人はオメガ3系脂肪酸が足りていないため積極的に摂ることが好ましいです。

南極オキアミ配合のサプリを飲む

クリルオイルを身体に取り入れるためには、南極オキアミを食べることで摂取することができます。

しかし、「釣り餌用の南極オキアミ」は売られていますが、「食用の南極オキアミ」はほぼ流通してないため、食べるのは難しいでしょう。

効率よく摂取するためには、南極オキアミから抽出し加工したサプリメントでの摂取が最適と考えられます。

クリルオイルの副作用と飲む際の注意点

多量摂取は絶対にしないこと

自然由来の原料から抽出した成分のため、特に副作用の心配はありませんが、多量に摂取しても効果が上がるものではないので、食品やサプリメントの目安量を守って摂取してください。

クリルオイルは1日1g以上が摂取目安量になっておりますが、1日に2g3g摂りすぎると効果が出るどころか逆に副作用が出て非常に危険ですので注意しましょう。

アレルギーのある方は注意する

また、サプリメントの原料としてはクリルオイルを含む南極オキアミが使用されていますが、エビやカニなどの甲殻アレルギーのある方は購入前に原料等をよく確認しましょう。

薬やサプリを飲んでいる場合は、併用が可能かどうか、かかりつけ医に相談してからが安心です。

おわりに

近年、クリルオイルはアメリカやヨーロッパをはじめ世界的に注目されている成分です。脳血管性認知症、生活習慣病、月経前症候群の方に希望の栄養素であることは間違いないです。

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