認知症による暴言・暴力の原因とは|対応方法と対処法を解説

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女性

親が認知症で暴言ばかりで疲れた。どんな対応すれば正解なのかな?

このように

  • 認知症の暴言・暴力の対処法について詳しく知りたい
  • 認知症の方の暴言・暴力に疲れた

など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では、介護する家族の思いと現状、認知症の人の思いと現状、認知症別による暴力や暴言の原因、認知症の暴言・暴力の対処法、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

介護する家族の思いと現状

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自分の親や配偶者が認知症になって、一人で迷いや不安を抱えながら介護している人も多いのが現状です。

介護の123編集部
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育ててくれた親でも、優しかったご主人やしっかり者の奥様であっても、認知症になると人格が変わり怒りっぽい性格に豹変しますので、それが認知症によるものとわかっていても、精神は参ってしまいます。

施設に入所させてしまうのは申し訳ない、悪いことなのでは?と自分を責め悩み苦しんだり、常に暴力や暴言にストレスが溜まり、余計にイライラして介護する毎日に心が休まりません。

認知症の人の思いと現状

認知症になると何もわからなくなり何も出来ないと思われがちですが、本人が今までと違うことを最初に気付きます。

今まで出来たことが出来なくなったり、思い出せないことが多くなり不安になります。

しかし、夫婦や親子であるが故に、相手を思いやる気持ちが強く「迷惑を掛けられない」「恥ずかしくて言えない」など悲しみ苦しんでいます。

そんな苦しみの中で、理解をしてもらえずに否定されたりすると、暴言や暴力になってしまいます。

認知症別による暴力や暴言の原因

人間は誰でも喜怒哀楽といった感情がありますが、社会や日常においては、多少なりとも感情を抑え周りとの協調性を図りながら生活をしています。

しかし、認知症の症状が進むと脳の機能が低下し、感情を抑えられなくなり暴力や暴言と言った問題行動が現れます。

認知症には、

  • アルツハイマー型認知症
  • 脳血管性認知症
  • レビー小体型認知症
  • 前頭側頭型認知症

などいくつかのタイプがあります。

介護の123編集部
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それぞれ脳に障害が起きている場所が違いますので、暴力や暴言の原因を見ていきましょう。

アルツハイマー型認知症の暴力・暴言の原因

アルツハイマー型認知症の方は、何度も同じ話を繰り返していることに気が付かないので、「さっき言った」とか「何度も同じ話ばかり」などと対応してしまうと、本人にとっては怒られたと感じ不安を覚え、怒りっぽくなります

また、物盗られ妄想で「誰も盗んでいない」と否定すると初めは怒るだけですが、それが「ウソをついている」とか「ボケた」などの言葉で自尊心を傷つけられてしまい、暴言を吐いたり暴力を振るうようになります。

参考 アルツハイマー型認知症とは?基礎知識を学ぶ

脳血管性認知症の暴力・暴言の原因

脳血管性認知症は、感情のコントロールができず、急に怒鳴り散らしてきたかと思えば、急に泣いたり笑ったりと感情失禁と呼ばれる症状が現れます。

脳の血流によって出来なかったり、出来るようになったり、覚えていなかったのに、覚えていたり、感情もそのときどきで変化します。そのため、出来ない時に指摘されて、その後出来る時にイライラが募り、暴言に繋がります。

参考 脳血管性認知症とは|症状・原因・予防法・治療法・対応方法を解説

レビー小体型認知症の暴力・暴言の原因

レビー小体型認知症は、蛇がいる、知らない人が立っているなどの幻覚が見えると家族に訴えますが、周りでは「見えない」「いない」と理解して貰えず、バカにされていると感じ、そのイライラがストレスとなり暴言や暴力に繋がります。

参考 レビー小体型認知症とは?基礎知識を学ぶ

前頭側頭型認知症の暴力・暴言の原因

前頭側頭型認知症の主な症状は、人格障害で性格が豹変するのが特徴ですが、落ち着きがなく人を無視したりバカにしたり、興奮しやすく怒りっぽい、暴力行為などの問題行動が初期の頃に見られます。

参考 前頭側頭型認知症(ピック病)特徴症状は?原因や治療法を公開!

認知症の暴言・暴力の対処法

【対処法①】否定をしてはいけない

そう言った不安や孤独感、薬の副作用などによりイライラして大声を出したり、物を投げたり殴ったりする暴言や暴力といった行動心理症状は介護する側にとっては深刻な問題です。

暴言や暴力の引き金となるのは、本人の自尊心を傷つけているという事が多く、配慮が必要です。認知症になっても羞恥心と自尊心はありますので、怒ったり否定するのは逆効果になります。

【対処法②】自尊心を傷つけないようにする

お金が盗まれたと騒いだら、否定せず一緒に探してあげたり、妄想には否定も肯定もせずといった感じで曖昧に答えるようにして自尊心を傷つけないように配慮します。

また、汚物を隠したりすることもありますが、そんな時は本人も羞恥心を感じていますので、叱ったりせず、そっと片づけておくなどの気遣いを心がけます。

参考 認知症ケア・ユマニチュードとは|上手くいく接し方と4つのコツ

【対処法③】周りに相談する

ひとりで悩まず、どんな時に暴力や暴言を吐くのかを以下に相談しましょう。

  • 主治医
  • 専門医
  • 地域包括支援センター
  • ケアマネジャー

状況によっては、ショートステイや施設に入所させるなど臨機応変に対処します。

介護する家族にとってもストレスが軽減されますし、介護の負担を減らすことが出来ます。

参考 地域包括支援センターとは

参考 認知症専門医へ相談するには

おわりに

認知症とわかっていても、家族や配偶者の性格が変わり、暴力や暴言を吐かれると切なく悲しいものです。

それがいつ?何が?怒る引き金となりスイッチが入るのか、行動には必ず理由があります。まずは原因を探すことが大切です。

 

 

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