ホヤ由来プラズマローゲンの効果効能|ホタテより含有量が多く認知症予防に

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女性

ホヤ由来プラズマローゲンが健康に良いみたいだけど、どんな効果があるのかな?

このように

  • ホヤ由来プラズマローゲンの健康効果について詳しく知りたい
  • ホヤ由来プラズマローゲンの摂取方法が知りたい

など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では、ホヤとは?、プラズマローゲンとは?、ホヤからプラズマローゲンを抽出、ホヤ由来プラズマローゲンの効果・効能、ホヤ由来プラズマローゲンの安全性、プラズマローゲンの摂取方法、プラズマローゲンの副作用と飲む際の注意、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

ホヤとは?

旨味がたっぷり詰まった「海のパイナップル」

ホヤとは、脊索動物門尾索動物亜門ホヤ綱に属する海産動物になります。幼生時は0.2mmのほどの大きさで形態はオタマジャクシに似ており、泳いでプランクトンをろ過摂食して育ちます。成体になると最大で20cm以上になり、岩にくっつき形が一変、その見た目から「海のパイナップル」と呼ばれています。

日本で獲れるホヤは2種類、北海道で獲れる「アカボヤ」と東北宮城県で獲れる「マボヤ」になります。食用に流通している7~8割が宮城県産のマボヤです。

全国の養殖ホヤ類収穫量(100t)

出典 平成28年漁業・養殖業生産統計

味は甘味、苦味、潮味などさまざまな味を楽しむことができる海の珍味としても有名で、旬の時期である5~8月には旨味が乗り刺身や天ぷら、酢の物にして食されています。

ホヤは時間の経過とともに苦味や臭みが出てくるため、水揚げすぐ処理し急速冷凍したホヤを食べることをおすすめします。

 

ホヤにはミネラルがたっぷり豊富に含まれている

ホヤ由来プラズマローゲン

ホヤにはさまざまな栄養成分が含まれており、免疫力増進させる「タウリン」「鉄、亜鉛のミネラル」、神経痛、貧血予防などを改善させる「ビタミンB12」など健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。

ホヤ100gあたりの栄養成分
タンパク質
5.0g
脂質
0.8g
炭水化物
0.8g
ビタミンE
1.2mg
 葉酸
32μg
マグネシウム
41mg
 ビタミンB1
0.01mg
パントテン酸
0.33mg
リン
55mg
 ビタミンB2
0.13mg
ビタミンC
3mg

5.7mg
 ナイアシン
0.5mg
ナトリウム
1300mg
亜鉛
5.3mg
 ビタミンB6
0.02mg
カリウム
570mg

0.19mg
 ビタミンB12
3.8μg
カルシウム
32mg
水分
88.8g

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プラズマローゲンとは?

人間の体内に存在するリン脂質

プラズマローゲンは私たち人間や哺乳動物の体内に存在するリン脂質の一種で、抗アポト-シス(細胞の自殺を防ぐ)効果抗酸化作用(細胞の老化を防ぐ)など重要な役割を持ってます。

プラズマローゲンは加齢や生活習慣とともに減少するものですが、アルツハイマー型認知症の人の脳は健康な人の脳に比べてプラズマローゲン濃度が20~30%も低いことが分かっています。

加齢に伴いプラズマローゲン量の減少2

参考文献:J Atheroscler Thromb. 2007 Feb;14(1):12-8.

また、プラズマローゲンは脳の神経細胞シナプスが活発に情報交換や通信できるよう重要な役割を担っています。しかし、プラズマローゲンが少なくなることで、脳の情報処理能力が低下してしまう恐れがあります。

ホヤからプラズマローゲンを抽出

ホヤはプラズマローゲン含有量が一番多い

帯広畜産大学の山下慎司助教らの研究調査によってホヤの可食部や内臓から抽出したプラズマローゲンには、今まで主流であったホタテ貝や鶏由来のプラズマローゲンよりも「DHA・EPAを含有するプラズマローゲン」の量が多いことがわかりました。

素材別プラズマローゲンの脂肪酸含有量比較

参考文献:Lipids. 2016 Feb;51(2):199-210

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ホヤ由来プラズマローゲンの効果・効能

ホヤ由来のプラズマローゲンには、どのような効果・効能があるのか。研究や臨床結果などによるプラズマローゲンの科学的根拠(エビデンス)を見てみましょう。

細胞死を抑制しアルツハイマー型認知症を予防

陸生動物よりも海生生物とくにホヤ由来のプラズマローゲンの方が抗アポトーシス効果があることがわかりました。つまりストレスを受けても細胞を死なせず守ってくれることになります。

【日本】帯広畜産大学の山下慎司助教の研究(2016年)
PlsEtn種のニューロン抗アポトーシス作用を評価するために、ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞を、血清飢餓条件下で、ブタの内臓から精製したエタノールアミングリセロリン脂質(EtnGpl)で処理した。腸内臓由来の外因性EtnGplは、ウシ脳EtnGplよりも血清飢餓により誘導される細胞死のより強い抑制を示した。これらの結果は、海産食物からのPlsEtn、特にEPAおよびDHAを含有するPlsEtnがアルツハイマー病(AD)のような神経変性疾患を予防する治療用栄養補助食品に潜在的に有用であることを示唆している。
出典:J Ethnopharmacol. 2003 Sep;88(1):107-11.

空間認知力の低下を抑制、アルツハイマー・レビー小体を予防

空間認知力(空間認識障害)とは、物体の位置や方向、大きさ、間隔など三次元に占めている状態を把握できなくなります。

空間認知力(空間認識障害)が低下すると以下の症状が現れます。
アルツハイマー型認知症の初期やレビー小体型認知症で見られます。

  • トイレがわからなくなる
  • 車を運転してぶつけることが多くなる
  • 外出すると家に戻れなくなる

東北大学の宮澤陽夫教授の臨床実験によりホヤ由来プラズマローゲンを摂取することで空間認知力の低下を防ぐことがわかりました。

【日本】東北大学の宮澤陽夫教授の臨床実験(2009年)
アルツハイマーモデルのラットを作成し、ホヤプラズマローゲンを経口給与したところ、アミロイドβにより引き起こされる空間認知力の低下が有意に抑制されることがわかった。 この効果は長期記憶と短期記憶の両方で確認され、さらに、ホヤプラズマローゲン摂取によって行動試験のごく初期から見られる認知力の低下を有意に防ぐことが観察された。この効果は、海産プラズマローゲンでとくに顕著であった。なお、ホヤプラズマローゲンの長期経口摂取により血漿と赤血球膜のDHA含有プラズマローゲン濃度は非投与ラットより高値に保たれていた。
出典:Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries 75(2), 309-311, 2009-03-15

さらに宮澤教授は、「ホヤプラズマローゲンが凝集したアミロイドβの分解する働きがあり、アミロイドβの凝集反応を抑制することを明らかにしています。脳内のアミロイドβの蓄積は神経細胞障害に直接関わるので、このような生物機能はアルツハイマー病の予防に役立つと思われる」と話しています。

 

血糖値を下げて糖尿病の予防効果

ヘモグロビンA1cと血糖値は糖尿病と密接な関係にあり、ヘモグロビンA1cが6.0%以上続くと糖尿病の疑いが強くなります。ホヤに含まれるバナジウムが糖尿病の改善に効果があることがわかりました。

【日本】特許権者 岩下あやさんの臨床実験
糖尿病患者5名に粉末ホヤエキス健康食品を5ヶ月間飲んでもらったところ全員が血糖値及びヘモグロビンA1c値が改善された。そのうちの一例として、糖尿病患者の通院先の千葉市内の川鉄病院で行った血糖値及びヘモグロビンA1Cの検査結果を表に示した。
出典:特開2004-298161

2002年度検査 5月20日 7月8日 8月19日 10月7日
血糖値 318mg/dl 177mg/dl 214mg/dl 140mg/dl
ヘモグロビンA1c 9.6% 7.8% 7.0% 7.0%

ホヤ由来プラズマローゲンの安全性

プラズマローゲンは、以前まで牛脳や陸生動物から摂取していましたが、牛海綿状脳症(BSE)(一般的に狂牛病と呼ばれ、同一病にクロイツフェルト・ヤコブ病がある)の発生以降、安全性から海生生物(ホタテ貝)からの抽出が行われました。

宮城県産ホヤの放射性物質含有量は?

近年の研究結果からホタテ貝よりもホヤの方が含有量が多く、さらにDHAも含んでいることから今後ホヤ由来プラズマローゲンが主流になることが予想されます。しかし、気になるのが「宮城県産ホヤの放射能物質量」ではないでしょうか。

そこで福島第一原子力発電所事故以降の「ホヤ」と比較例として「アイナメ」の放射性物質データを調べてみました。

ホヤの放射性物質検査データ

以下はホヤの放射性物質検査データになります。見てわかるとおり、2011年3月11日以降からも宮城県産ホヤには放射性物質が無いことがわかります。


出典:国立保健医療科学院 食品中の放射性物質検査データ

アイナメの放射性物質検査データ

比較例としてアイナメのデータも調べました。こちらは事故直後は高かったものの現在はほぼゼロです。


出典:国立保健医療科学院 食品中の放射性物質検査データ

 

宮城県産ホヤは出荷制限を受けていなく安全

通常、食品中の放射性物質が暫定規制値を超えた食品や基準値を超える食品は、出荷及び摂取の制限を受けていますが、宮城県産ホヤはこれに当てはまっていないため、安心して食べることができます。

参考  原子力災害対策特別措置法に基づく食品に関する出荷制限等

 

放射性物質の基準値はより厳しくなっている

厚生労働省は、2012年4月からより一層、食品の安全と安心を確保するため長期的な観点から新たな基準値を設定しました。

放射性物質の新たな基準値

新基準値の概要は以下になります。

  • 一般食品
    乳幼児~全ての年代性別に配慮し、年間線量の上限値をさらに下回る100ベクレル/Kgに設定
  • 乳用食品、牛乳
    放射線への感受性が高い可能性がある子供への配慮から「一般食品」の半分の50ベクレル/Kgに設定
  • 飲料水
    WHO(世界保健機構)が示している基準を踏まえて10ベクレル/Kgに設定

参考:食品中の放射性物質の新たな基準値

世界別で放射性セシウム基準値を比較

世界別で見ても放射性セシウム基準値はアメリカやヨーロッパなどと比べても日本が一番低く厳しい基準値であることのがわかります。

放射性核種に係る日本、各国の指標値

出典 http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/pdf/malaysia_tuuchi.pdf(日本データは2014年版に書き換え)

 

ホヤの国内消費量が2倍以上

ホヤは今まで輸出先の7割が韓国でした。韓国ではホヤを使った料理(ホヤキムチ、ホヤチャンジャ、ホヤビビンバ)など日本のホヤの約7割を消費していました。2013年に禁輸措置を実施したため、輸出先が無くなり、昨年は5000トン以上ものホヤが廃棄されました。

しかし、今季に入りホヤの国内消費が大幅に回復し2011年以前の2倍以上に増加しています。ホヤ由来プラズマローゲンの効果が認知し始めてきたので、サプリメント市場が活性化し国内のホヤ消費量はより一層増えるでしょう。

また、韓国以外の輸出先として、アメリカやカナダ、オーストラリアなどが挙がっており、今後さらにホヤの需要が高まることが予想されます。

プラズマローゲンの摂取方法

【1】サプリメントで摂取する

サプリメント

プラズマローゲンが含まれている食品でおすすめなのは、海生生物のホヤとホタテ貝です。中でもホヤはホタテ貝に比べてDHA・EPA含有プラズマローゲンを非常に多く含有量されています。しかし、プラズマローゲンは大変壊れやすい成分であるため、ホヤ・ホタテ貝を食べても身体に取り込めることができません。

効率よく摂取するためには、ホヤ・ホタテ貝からプラズマローゲンを抽出し加工したサプリメントでの摂取が最適と考えられます。

参考 ホヤ由来プラズマローゲンサプリおすすめ人気ランキング徹底比較

参考 サプリメントを摂取するメリット・デメリット|知らない人は要注意!

参考 当サイト独自のサプリメントの選び方|6つの購入基準

プラズマローゲンの副作用と飲む際の注意

アレルギーのある方は注意する

薬ではなく自然由来の原料から抽出した成分なので、副作用の心配は特にありませんが、一度にたくさん摂取しても効果が上がるものではないので、摂取量は各サプリメントの目安量を守ってください。

また、サプリメントの原料としてはプラズマローゲンを含むホヤやホタテ貝が使われていますが、アレルギーのある方は購入前に原料等をよく確認するなど注意が必要です。

ほかに薬やサプリメントを飲んでいる方は、併用が可能かどうか、かかりつけ医に相談してからが安心です。

おわりに

ホヤからプラズマローゲンを抽出できる部分が多く安価であるため、今までのサプリに比べて安く手に入りやすいのもメリットの1つでしょう。今後、ホヤ由来プラズマローゲンサプリが認知症本人、家族や介護者にとって、希望成分となると思われます。

 

 

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