人間関係に疲れた理学療法士必見!新人・中堅・管理職別に学ぶ対策法

理学療法士の人間関係

理学療法士として働くうえで、悩ましいもののひとつが人間関係です。同僚や上司の他にも、医師や看護師、介護士やケアマネージャー、そして、患者との関わりなど、理学療法士の人間関係は実に多岐にわたります。

医療・介護もサービス業であることから、人間関係の問題は必ずついてまわるでしょう。その負担はかなりのもの。ときには、仕事を辞めてしまいたくなったり転職したくなったりするかもしれません。

そのような状況でも、実は打開策はあります。充実した社会生活を送るためにも、人間関係を改善するために役立つ知識をここで身に付けましょう。

【新人編】1年目の理学療法士はどうやって人間関係を作ればいいのか

理学療法士が人間関係の悩みを最初に感じるのは、おそらく入職してまもない新人の頃です。学生から社会人に切り替わるこの時期には、さまざまな変化が起こります。特に人間関係は大きく変化するでしょう。

その変化に対応できないと、徐々に悩みが大きくなるかもしれません。まずは、理学療法士である前にひとりの社会人として自分の言動を見直してみましょう。

人は見た目が9割!姿勢やしぐさをセルフチェック

人を見た目だけではなく内面も含めて評価しようというのは、決めつけを防ぐためには重要なことです。しかし、人は見た目である程度人となりを判断できてしまいます

わかりやすいのは服装でしょう。たとえば、職場によれよれのジャージで出勤する人がいたと仮定します。これだけでも、だらしない性格がどことなく透けて見えてきそうなものです。

さらに、もし周りの人がきっちりとした服装で出勤しているのであれば、それにあわせようとしない人であることがわかります。つまり、マイペースな性格と判断できるでしょう。

それらに加えて、猫背であったり足を引きずるようにゆっくり歩いたりするなども、だらしない印象につながる姿勢・しぐさであるといえます。

いずれもひとつの要素だけでは判断しかねますが、これらを組み合わせると、見た目だけでも人の心理が明確に想像できてしまうのです。

特に、理学療法士は人間観察のプロ。その観察眼は患者・利用者に向けられるだけではありません。観察にこだわる仕事であるため、観察されるということにも十分気を配っておくべきでしょう。

鼻につく日本語を話していないか?

自分の言葉のクセというものは、意外と自覚しにくいものです。しかし、その無自覚に発した言葉を不快に感じる人もいるかもしれません。そこから思わぬ人間関係のトラブルに発展する可能性もあります。

特に、ひとりの人と接触する時間が濃厚な理学療法士は、ちょっとした言葉かけで相手の心に深く傷をつけることも少なくありません。そのような事態を避けるためには、自分の話しかたに気を配ることが有効です。

「気を配る」というのは、具体的には会話の前に自分のクセを確認することなどです。話始める前に「早口にならないようにしよう」「ハキハキ話そう」などと明確に意識します。

すると、まったく意識しない場合と比べて自分の話しかたが自覚しやすくなります。このように、自分でフィードバックして他人に不快な思いを与えない話しかたを身に付けていきましょう。

仕事で同じミスは繰り返さない!社会人として基礎的な部分を見直す

理学療法士の仕事は、人の命を預かる仕事です。ただでさえ弱っている身体を、リスク承知で動かしていかなければならない時もあります。

そのため、ミスは許されません。特に、直接人を相手にしたミスは取返しのつかない場合もあります。

それでもミスが起こることはありますが、それを繰り返すとなると、大きく信頼を損ねることになります。人間関係での悩みには、仕事の取組み自体にも問題があることが少なくありません。

まずは自分の仕事を、きっちり責任をもってまっとうすることを心がけておきましょう。

「謙虚に学ぶ姿勢」が大事

リハビリ業界では、常に新しい技術や理論が研究・開発されています。働き始めてからも常に学ぶことを続けていかなければ、業界の進歩についていけなくなります。これにはキャリアは関係ありません。

そのような状況であるにも関わらず、学ぶ姿勢が感じられない新人というのは、上司や先輩スタッフはよく思わないでしょう。

たとえば、仕事の悩みなどについて相談しない新人などはよく思われない典型です。

新人のうちは、仕事が上手くいかなくて当たり前という考えかたがありますが、そのぶん状況を改善するために行動するかどうかという積極的な姿勢が求められます。

それでも相談がないというのは、仕事への意欲が低いと思われるでしょう。

また、アドバイスを必要としないということから自信過剰な人間とみなされる可能性もあります。謙虚な姿勢で学ぶことが、人間関係の構築につながるのです。

【中堅編】バランス感覚が求められる中堅層… 人間関係はどう保つ?

理学療法士として何年か勤めると、次第に自分の立場が変わっていきます。仕事の責任は重くなり、新たに後輩という存在も現れます。

ときには、スタッフが移動になるなど、人間関係にもいくらか変化がみられるでしょう。キャリア的にも中間くらいのポジションになったときの人間関係は、以下のように考えていく必要があります。

人間関係の構築から保持の段階に移行する

新人の頃は自分でイチから人間関係を作る必要がありました。それも、数年のキャリアを積んでいくなかで、ある程度できあがっていることでしょう。

ここで、人間関係を作る段階から維持する段階に移行します。新たに作ることも大変ですが、維持するという作業もなかなか手間がかかるものです。

同じ状況が続くと、つい慣れから怠慢な行いをしてしまうことがあります。人間関係においてはこのような怠慢がトラブルのきっかけになることもあるのです。

慣れてきたとはいえ、気を抜くとすぐ信頼を損ねる可能性があるため、緊張感を持って行動するべきでしょう。

派閥などができるとややこしくなる

リハビリ業界では、その職務においてさまざまな技術が必要とされます。それらを学ぶ過程で、ある技術や分野に特化した人間関係が作られる傾向があります

そのようなことからも、理学療法士は派閥ができやすい職業といえるでしょう。同じ職場でもAの技術とBの技術を学んでいる人などというようなカタチです。

このような場合、お互いの技術を尊重できないことがあります。これがきっかけになって人間関係が上手くいかなくなるというケースもあるのです。

このような派閥のトラブルに巻き込まれないためには「自分は中立の立場でいろいろ学びたい」という態度を示しておくとよいでしょう。

この時期にどう立ち回れるかで今後のポジションが決まる?

数年キャリアを積むと、新人の頃より周りが冷静に見渡せるようになります。仕事にもいくらか余裕が生まれるでしょう。

一見して楽に思えるかのような時期ですが、この時期にしっかり仕事上の信頼を得るかで今後のポジションが決まるといっても過言ではありません。

次のステップである管理職は、非常に狭き門です。そのステージに上がるためにも、仕事の実績を積んで、人望のある人材になる必要があります。

人間関係をより強固なものに仕上げるべく、周囲とのコミュニケーションをしっかりとっておきましょう。たとえば、水面下で物事を進めるための「根回し」のスキルなどはこの時期に身に付けておくと、後々役に立ちます

【管理者編】管理者は人間関係の潤滑油になるためのポイント

管理職になると、人間関係にかける労力は並大抵のものではありません。

リハスタッフをどういった配置で業務を回していくかなどの仕事が待ち受けています。それに加えて、数字にもシビアにならなければなりません。

下手をすれば、管轄の部署全体の士気が下がり、仕事の質が落ちてしまう可能性もあるのです。そのような事態を避ける具体的な方法があります。

「ありがとう」「ごめん」のひとことが言えるか

上の立場になると、つい他人への感謝を忘れてしまいがちです。業務の目標を達成しようとするあまり、スタッフのコンディションをないがしろにしてしまうかもしれません。

ただでさえ大変な業務であるにも関わらず、管理者からそっけない対応をされるのも、従業員としては面白く感じないでしょう。ましてや、リハビリという仕事では明確な実績が見えにくいものです。

患者・利用者の状況が改善したとしても、それが完全にリハビリの効果だったかどうかというのは、曖昧であることが少なくありません。

人に褒められたくて仕事をしているわけではないでしょうが、自分の行いを認めてもらうのに悪い気はしないでしょう。

スタッフの表面化しにくい努力を認め、一言「いつもありがとう」などと声をかけることができれば、スタッフも士気があがること請け合いです。

あらさがしではなくて「評価」をする

管理者として、職場を引き締めなければならない場合があります。たとえば、スタッフの怠慢によりミスが起こったのであれば、それに対してそれ相応の対応をする必要があるでしょう。

そのときに、あらさがし的なモノの見方で指摘するのはよくありません。悪いところは悪い、良い所は良いと物事をはっきり説明するのです。

「けじめをつける」ともいえますが、スタッフをまとめあげるためには、このあたりのさじ加減を上手く調節するスキルが必要です。そのためには、欠点を探すのではなく、良い所も拾い上げる視点を持ちましょう。

「○○もできない」ではなく「○○ならできる」という考えかたです。理学療法士の悪いクセで、よく「どこが悪いか」「何ができないのか」を探してしまいます。

たしかに、問題点を見つけ出すのが仕事であるため、どうしても何かを評価する際もネガティブになってしまう傾向があるのです。そこを切り替えて、スタッフを適切に評価する視点が、結果的に良好な人間関係につながります

コミュニケーションに役立つ心理学

良好な人間関係を作るためには、良好なコミュニケーションは欠かせません。コミュニケーションの積み重ねが、人間関係です。そのコミュニケーションの質を上げるために、心理学が役にたちます。

心理学といっても、小難しい理論を学ぶのではありません。人の心理にどうアクセスするか、そこから自分がどうアクションすればいいのか、その考えかたを学びましょう。

しぐさで読み解く相手の心理

人の何気ないしぐさには、その人のさまざまな心理が隠れています。何気ないからこそ、そのしぐさは本人すら気づかないうちにクセとして刷り込まれ、無意識に出てきてしまうのです。

なくて七癖という言葉があるように、何かひとつはその人に特徴的なクセがみつかるでしょう。そして、そのクセが何を意味するのかというのも、観察を重ねるうちにわかるようになります。

腕組みをしきりにする相手には注意

会話をしている途中で、ふと相手が腕組みをすることがあります。あまりにも自然な動きのため、注意して見ておかないと気づかないかもしれません。

この動きが意味しているのは、拒否のサインです。これは、自分の大事な部分である胸部を守るためのしぐさであり、何かのストレスや刺激から腕を組むことで安心感を得ようという動きになります。

この腕組みサインに加えて身をかがめるような動きも組み合わさると、かなり心理的にストレスがかかっている状態と解釈しましょう。

何か物事を考え込むときなどにこういったしぐさが出ることが多いです。このようなことから、会話中他人が腕組みを始めたら、そっと話を変えてあげるなどの配慮をしてもいいかもしれません。

言葉尻から性格を読み取る

人の言葉にはよく心理が表れています。それが表れるのは、言葉尻です。わかりやすい例を挙げると、語尾の音が不自然に上がる人。

こういった人は、はっきり物事がいえない、自分の発言に自信が持てていないという心理が読み取れます。「○○です」と言葉だけは断言の体裁をとっていても、語尾の音程が上がっていることで自信のなさが見えてしまいます。

また、「だから○○」と「だから」という言葉をしきりに使う人もいますが、このような人はせっかちである可能性があります。

「だから○○だよ」「だから違います」など、あまり言葉がまとまっていないのにしきりにまとめようとするのは、早く物事を解決したがっている心理の表れです。

こういった言葉尻ひとつでさまざまな心理状態が読み取れます。そこから読み取った情報を元に、自分の対応を変えていくのもテクニックのひとつです。

相手の性格・心理状態から自分の対応を柔軟に変える

心理学を学んでいるからといって、決めつけで行動してしまうのは危険です。それこそ、相手にまったく自覚がないのにネガティブな評価をしてしまうのは失礼にあたります。

心理学はあくまで「傾向」であり、単純に「AだからB」のように答えを結びつけにくい側面があるのです。しかし、統計的にも傾向はたしかにあります。

その統計をさらに自分なりに、積み重ねて実証すればいいのです。それが、観察力を磨くということになります。そのような観察眼を身に付けることができれば、人間関係で困ることも少なくなるでしょう。

理学療法士として働くのであれば、実践的な心理学は学んでおきたいところです。

おわりに

理学療法士の仕事は、人間関係に始まり人間関係に終わるといってもよいでしょう。これだけひとりの人と深く関わる職業も少ないかもしれません。

それによってやりがいを感じることができるのも、この仕事の特徴でしょう。人間関係はたしかに大変ですが、これはいくらかテクニックで改善することができます。

それには練習あるのみです。努力を積み重ねて、理学療法士としての仕事に励みましょう。

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