介護療養型医療施設(療養病床)の入居費用・料金を徹底解説

介護療養型医療施設の費用

介護療養型医療施設(療養病床)は、医療的な管理が必要で自宅での生活が難しい方が入所するための医療施設です。医療施設ですが介護保険を利用するという特徴を持ち、医療や療養上の管理、看護、介護、リハビリテーションを受けることができます。

介護保険を利用することから、その費用や軽減制度については介護保険の仕組みで行われます。実際に、介護療養型医療施設(療養病床)に入所した場合にはどのような費用がかかるのでしょうか。

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介護療養型医療施設(療養病床)への入所でかかる費用

介護療養型医療施設(療養病床)に入所した場合には、一般的に月額9万円から20万円程度の費用が必要になると言われます。
介護施設へ入所するためには主に以下の5つの費用が必要となります。

  • 基本サービス費(介護保険サービスの自己負担分)
  • 加算、減算(介護保険サービスの自己負担分)
  • 食費
  • 居住費(部屋代)
  • その他の実費

介護療養型医療施設(療養病床)では、入所時にかかる費用である「入所一時金」は必要ありません。

有料老人ホームやグループホームの場合には、入所時に家賃の前払いとして入所一時金が必要となる場合がありますが、介護保険施設と呼ばれる介護療養型医療施設にはそれらの費用は不要です。

そのため、安心して入所先を選ぶことが出来ると言えます。

では、それぞれの費用がどのようなものかを見ていきます。

基本サービス費

(1単位=10円、1割負担の場合)

 ユニット型個室ユニット型
個室的多床室
従来型個室従来型多床室
要介護1767円/日
(23,010円/月)
767円/日
(23,010円/月)
641円/日
(19,230円/月)
745円/日
(22,350円/月)
要介護2870円/日
(26,100円/月)
870円/日
(26,100円/月)
744円/日
(22,320円/月)
848円/日
(25,440円/月)
要介護31,093円/日
(32,790円/月)
1,093円/日
(32,790円/月)
967円/日
(29,010円/月)
1,071円/日
(32,130円/月)
要介護41,188円/日
(35,640円/月)
1,188円/日
(35,640円/月)
 1,062円/日
(31,860円/月)
 1,166円/日
(34,980円/月)
要介護5 1,273円/日
(38,190円/月)
 1,273円/日
(38,190円/月)
 1,147円/日
(34,410円/月)
1,251円/日
(37,530円/月)

※2018年4月の金額で計算
※2割負担の場合は上記金額が2倍、3割負担の場合は上記金額が3倍になります。

加算・減算

(1単位=10円、1割負担の場合)

認知症専門ケア加算
(Ⅰ)・(Ⅱ)
3円/日・4円/日
夜勤職員配置加算
(Ⅰ)~(Ⅳ)
7円~23円/日
初期加算30円/日
栄養マネジメント加算14円/日
療養食加算18円/日
人員基準欠如の減算全ての単位数が70%に減算

※2割負担の場合は上記金額が2倍、3割負担の場合は上記金額が3倍になります。

食費

食費は、調理費と食材料費を合算して支払います。請求は一日単位でおこない、入院や外泊などで食事を食べなかった日に関しては請求対象になりません。

また、とろみ剤などに変えてもらっても別料金が必要になることはなく、おやつ代も食費の中に含まれています。

▼食事代の月額(30日分)利用者負担段階別で比較

利用者負担段階食費
第1段階9,000円
(300円/日)
第2段階11,700円
(390円/日)
第3段階19,500円
(650円/日)
第4段階41,400円
(1,380円/日)

居住費(部屋代)

居住費(部屋代)は、居室料金と水道光熱費の費用になります。

ベッド・床頭台・タンスなどの身の回りのものを保管できる設備基準が義務付けられていますので、すぐに入所することができます。

4つの居室タイプに分かれており、それぞれ特徴は以下の通りです。

部屋のタイプ特徴
ユニット型個室少人数のグループで共同生活を送るために、
共同生活室のまわりに個室が配置された作りになっています
ユニット型
個室的多床室
既存の居室をユニット型に改装したものです
従来型個室 ユニット型ではない個室です
従来型多床室2名~4名で利用する居室(大部屋)です

「負担限度額認定証」の交付を受けている場合、食費・居住費(部屋代)は決められた利用者負担上限額を超えた分は、介護保険から補われます(支払われる)ので安心してください。

▼部屋代の月額(30日分)利用者負担段階別で比較

利用者負担段階居住費(部屋代)
ユニット型個室ユニット型
個室的多床室
従来型個室従来型多床室
第1段階24,600円
(820円/日)
14,700円
(490円/日)
14,700円
(490円/日)
0円
(0円/日)
第2段階24,600円
(820円/日)
14,700円
(490円/日)
14,700円
(490円/日)
11,100円
(370円/日)
第3段階39,300円
(1,310円/日)
39,300円
(1,310円/日)
39,300円
(1,310円/日)
11,100円
(370円/日)
第4段階59,100円
(1,970円/日)
49,200円
(1,640円/日)
49,200円
(1,640円/日)
25,200円
(840円/日)

※第4段階に該当の場合は、施設との契約により定められます。(上記金額は、国の基準費用額)

その他の実費

施設によっては「教養娯楽」「日用品」「理美容」「洗濯」などの費用が必要になる場合があり、おもに一日数百円程度の実費が必要となる場合が多いでしょう。

入所中の医療費については、原則利用料金の中に含まれます。しかし専門的な診察や検査、治療が必要な場合には医療保険を利用して専門的な診療科へ受診します。その場合の費用は、本人の医療保険に応じた負担が必要となります。

介護療養型医療施設(療養病床)の利用料金シュミレーション

介護療養型医療施設(療養病床)に入所した場合の合計金額をいくつかの例で見ていきます。
なお、施設により実費や食費が異なる場合があります。

例:ケース1

要介護3 従来型個室で、1割負担、利用者負担段階が4段階の場合

基本サービス費29,010円/月
加算の実費(例)3,000円/月
食費41,400円/月
居住費49,200円/月
その他の実費(例)9,000円/月
(1日300円と仮定)
合計 131,610円/月

 

例:ケース2

要介護3 従来型個室で、1割負担、利用者負担段階が2段階の場合

基本サービス費29,010円/月
加算の実費(例)3,000円/月
食費11,700円/月
居住費11,100円/月
その他の実費(例)9,000円/月
(1日300円と仮定)
合計 63,810円/月

 

例:ケース3

要介護3 従来型多床室で、1割負担、利用者負担段階が4段階の場合

基本サービス費32,130円/月
加算の実費(例)3,000円/月
食費41,400円/月
居住費25,200円/月
その他の実費(例)9,000円/月
(1日300円と仮定)
合計 110,730円/月

 

ケース1とケース2の比較では、利用者負担段階により大きく費用が異なることがわかります。
また、ケース1とケース3の比較では、基本サービス費については多床室の方が高くなりますが居住費の実費を加味すると、個室の利用料金が高くなることがわかります。

おわりに

介護療養型医療施設(療養病床)は、医療施設ですが介護保険を利用して入所するという特徴があります。

介護保険施設の中では、比較的金額が高い施設となっていますが、医療依存度が高い場合でも入所可能だったり看取りやターミナルケアも受けたりすることが出来ます。

また、介護保険を利用した施設のため、介護保険制度の負担軽減制度を受けることも可能になっているところは他の医療施設にはない特徴と言えます。施設を検討する際の参考にして頂ければ幸いです。

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