親が認知症になって幻覚が見えるみたいで興奮して大変。対策方法ってないのかな?
このように
- 認知症の妄想について詳しく知りたい
- 家族が認知症の妄想でひどく困っている
など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。
この記事では、認知症による幻覚・幻視とは、認知症の幻覚・幻視の対策、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。
認知症の幻覚・幻視とは?
実際にはないものが見える、体に蛇が絡みついているなどの幻覚や知らない人がいる、子供が遊んでいる、部屋に虫が飛んでいるといったリアルな幻視は、レビー小体型認知症の初期に良く見られる症状です。中には亡くなった人や生首が見えると訴える人もいます。
また、壁のシミが人の顔に見えると言った見間違いによる錯視も見られます。これは、目や耳の機能が衰え、不安な心理状態が原因であると言われ、子供が遊んでいるという幻視から、世話をしなければと言う妄想に変わることもあります。
幻覚と幻視の違いは、いないものが見える幻覚とリアルなものが見える幻視というように、知覚対象になるものがあるかないかで区別されています。
認知症の幻覚・幻視の対策
幻覚の対策方法
実際には人も虫もいないのですが、本人は幻覚によって恐怖を感じています。決して頭から否定せず、本人の声に耳を傾け、どんな状況なのか?意思を尊重して聞いてください。
その上で、見えている場所へ一緒に見に行ってみたり、虫がいると言ったら退治する仕草をしたりすることで、幻覚が見えなくなったり安心しますので、まずは耳を傾け、状況によって対応しましょう。
周りの人が大丈夫だという安心を与え、恐怖心をなくしてあげられるように協力することが重要です。
幻視の対策方法
見間違いによる幻視の場合は、壁や床のシミ・汚れ、壁に掛けてある洋服などが人や虫に見えたり、部屋の家具に影が出来たりすると誰かいるのではないかと不安になったりします。
そういった室内環境による原因が多いので、部屋の汚れを無くしたり、影ができないように工夫や改善をすることで、見間違いによる幻視をある程度は予防することが出来ます。また初期であれば、薬物治療で改善できる場合があります。
おわりに
介護者にとっては幻覚・幻視の症状が現れると、戸惑うと思いますが、本人は不安を抱え辛い思いをしているため理解してあげましょう。
いつも笑顔で接したり、話を聞いたりするなどコミュニケーションを取りながら、周りの人が大丈夫だという安心を与え、恐怖心をなくしてあげることで改善されることあるため重要です。