訪問介護ヘルパーができること・できないことを解説

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女性高齢者

訪問介護ヘルパーってどんなことをしてくれて、どんなことができないのかしら?

このように

  • 訪問介護ヘルパーができること・できないことについて詳しく知りたい
  • 介護保険外サービスが知りたい

など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

高齢化が進む中、在宅での生活支援が求められており、その一環として訪問介護ヘルパーが注目されています。この記事では、訪問介護のサービス内容、できること・できないこと、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

訪問介護のサービス内容

介護の123編集部
介護の123編集部

訪問介護サービスとは、ご自宅やその他の住居において、介護が必要な方々が日常生活に必要な支援を受けられるようにするサービスです。以下に訪問介護サービスの具体的な内容について説明します。

身体介護

男性介護士 身体介護

身体介護は、身体の不自由な方々の身の回りのケアを行うサービスです。

具体的には、入浴介助、着替えの手伝い、移動介助、食事介助、口腔ケア、排泄介助、装具管理などが含まれます。

身体介護は、利用者の身体的な不自由さや介護レベルに応じて、細かくサービスを提供することが求められます。

生活援助

生活援助

生活援助は、自宅で生活するために必要な日常生活上の援助を行うサービスです。

具体的には、掃除、洗濯、買い物、調理、食器洗い、トイレ掃除、ゴミ出しなどが含まれます。

通院介助

通院介助

通院介助は、高齢者や障がい者など、自宅で生活する方が医療機関を受診する際の移動やサポートを行うサービスです。

具体的には、医療機関への送迎や移動支援、診察や検査の同行、必要な書類作成や手続きの支援、医療従事者とのコミュニケーション支援などを行います。安心して医療機関を受診できるように支援します。

医療関連ケア

バイタルチェック

医療関連ケアとは、医療従事者の指示の下で、高齢者や障がい者が自宅で療養するために必要な医療ケアを行うサービスです。

具体的には、投薬や医療器具の使用方法の指導、創傷処置、バイタルチェックなどの医療行為を行います。また、医療機関からの指示に基づき、利用者の状態を記録したり、報告書を作成したりすることもあります。

訪問介護ヘルパーができること

  1. 「身体介護」のできること
  2. 「生活援助」のできること
  3. 「通院介助」のできること
  4. 「医療関連ケア」のできること
介護の123編集部
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訪問介護ヘルパーができることについて1つずつ解説していきます。

①「身体介護」のできること

介護の123編集部
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訪問介護ヘルパーが主に行うのが、身体介護です。以下に、具体的な身体介護のできることを紹介します。

入浴介助 浴槽やシャワーなどで入浴する際のサポートを行う
脱着衣介助 服や靴下などの着脱を手伝う
食事介助 食事の準備や食事中の支援を行う
排泄介助  排泄を手伝い、トイレやおむつ交換を行う
移乗介助 ベッドや車いすなどからの移動を手伝う
体位変換 寝たままの方の体位を変えることで、褥瘡(床ずれ)の予防を行う
服薬支援 薬の用意や飲み方の指導を行う
バイタルチェック 血圧や脈拍、体温などを測定し、などの健康状態のチェックを行う
コミュニケーション 利用者と話し相手になり会話を通じて、リラックスさせたり、気分転換を促し心理的なサポートを行う

※「話し相手」自体が単独の介護行為になることはできないことになります。話し相手だけに来てほしいなど。

②「生活援助」のできること

介護の123編集部
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身体介護に加えて、訪問介護ヘルパーは、利用者の生活援助も行います。以下に、具体的な生活援助のできることを紹介します。

掃除 ホコリや汚れの拭き取り・掃き掃除、掃除機をかける・窓の拭き掃除・床の拭き掃除・トイレの掃除・風呂場の掃除
洗濯 利用者の衣類を洗濯をする(自動・手洗い)・洗濯物の取り込み・干す・たたむ・衣服の選別や分別、収納方法のアドバイス
調理 朝昼晩の食事の調理、盛り付け、片付け・食材の買い出しや保存方法のアドバイス・栄養バランスの調整
ベッドメイク ベッドのシーツ交換・敷きパッド、枕カバーなどの交換・枕・布団などの換気・整理
衣類の整理 衣服をたたむ、衣類の整理・季節ごとの衣替え・古い衣服の処分
買い物 スーパーやドラッグストアなどでの買い物・ネットスーパーの利用方法のサポート・必要な物を購入する代行
外出 車椅子や杖を利用する場合、移動のサポート・医療機関への通院のサポート・公園などのお散歩のサポート
その他 電話の受け答え・手紙の書き方や送付方法のアドバイス・日常生活に関する相談への対応

以上が一般的な訪問介護ヘルパーが行う生活介助の内容の具体的な一例です。利用者の状態やニーズに応じて、より細かいサポートを行うこともあります。

③「通院介助」のできること

介護の123編集部
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訪問介護ヘルパーは、利用者を医療機関への通院に伴って、移動や待ち時間のサポートを行います。以下に、具体的な通院介助のできることを紹介します。

送迎の支援

医療機関への移動手段がない場合や、自力での移動が困難な場合には、訪問介護ヘルパーが車を運転して利用者を送迎します。また、車椅子の使用や折りたたみ自転車の持参など、移動に必要なアイテムの手配も行います。

診察や検査の同行

医療機関での診察や検査に同行し、必要な情報の伝達やサポートを行います。診察結果や処方箋の説明、服薬の指導なども行います。

書類の作成や手続きの支援

医療機関で必要となる書類や手続きの支援を行います。保険証や医療証の提示や受付、診療報酬の請求などを代行して行うこともあります。

コミュニケーションの支援

医師や看護師とのコミュニケーションの支援も行います。利用者の状態や要望を伝える役割や、医師や看護師からの説明を通訳する役割も担います。

④「医療関連ケア」のできること

介護の123編集部
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訪問介護ヘルパーは、利用者の健康管理や医医療関連のサポートを行います。以下に、具体的な医療関連ケアのできることを紹介します。

口腔ケア

利用者の口腔内を清潔に保ち、口臭対策を行い、口腔環境の改善を促すことで、健康な口腔環境を維持するためのサポートを提供します。

具体的には、歯磨きや口腔内の洗浄、口腔内の乾燥防止のための水分補給、歯科医師への受診のアドバイスなどを行います。

耳掃除

耳垢の除去や耳の清潔保持のためのアドバイスを提供します。耳垢がたまると、聴力に悪影響を及ぼすことがあるため、定期的な耳掃除が必要です。

爪切り

利用者の手足の爪を切り、適切な長さに整えます。爪を適切な長さに保つことで、爪が巻き爪になったり、切れ端が肉に食い込んでしまうなどのトラブルを防ぐことができます。

薬関連の介助には、内服薬の投与、湿布の貼り方、点眼薬のさし方、座薬の挿入方法、点鼻薬の使用方法など、様々な種類の薬を扱うことがあります。

利用者が正しい用法・用量で薬を使用し、健康に生活するためのサポートを提供することが目的です。

各部位の処置

各部位の処置には、ガーゼ交換、ストーマの手入れ、カテーテルの管理、浣腸の施行、血圧や血糖値の測定、インスリン注射の施行などがあります。

これらは医療行為に該当するものであり、医師の指示や許可が必要です。

身体測定

身体測定には、体温、血圧、パルスオキシメーターの測定があります。これらの測定は、利用者の健康状態を把握するために行われます。

体温測定は、体調管理のために日々の健康状態を確認するために行われ、血圧測定は、高血圧や低血圧の症状を把握するために行われます。パルスオキシメーターは、酸素濃度を測定するために使用されます。

訪問介護ヘルパーができないこと

できないこと

一方で、訪問介護ヘルパーができないことには、以下のようなものがあります。

  • 冠婚葬祭、墓参り、外食、理美容、習い事・旅行・ギャンブル等の趣味嗜好のための外出
  • ご利用者様本人以外の方のための洗濯・調理・買い物
  • ご利用者様本人が主に使用する居室以外の掃除
  • 自家用車の洗車・清掃
  • 草むしり、花木の水やり、ペットの世話
  • 家具等の移動、修繕、模様替え
  • 大掃除、窓のガラスや床磨き
  • おせち料理など特別な料理の調理
  • 酒類など日常生活に必要なもの以外の買い物
  • 安否確認、留守番、話し相手、見守り
  • ご利用者様本人がいない時のサービスの利用
  • 医療行為:点滴や注射、褥瘡の治療など医師が指示する医療行為はできない※1

※1 医療行為については、2012年より、一定の要件を満たしている介護職員による「たんの吸引、経管栄養の処置」が認められました。

介護の123編集部
介護の123編集部

訪問介護ヘルパーは、主にご利用者様本人の身体介護や日常生活のサポートを行います。ただし、上記のように普段はやらないような家事や趣味、家族のサポートなどは行うことができません。

また、医療行為についても、訪問介護ヘルパーは資格を持っていないため、行うことができません。ご利用者様の健康や安全を確保するために、訪問介護ヘルパーが行うことができるサービスについては、事前に十分にご確認いただくことをお勧めします。

介護保険では対応できないと断られた時の対処法

 

男性高齢者
利用者

私の部屋だけでなく、家族の部屋も掃除してほしいのですが

女性介護士
ヘルパー

申し訳ありませんが、介護保険外サービスになるため、ご家族のお部屋を掃除することはできません。

介護の123編集部
介護の123編集部

このように訪問介護ヘルパーに介護保険では対応できないと断られた場合、以下のように対応することができます。

【1】家族自身で掃除する

家族が自分で掃除

利用者の家族が自分自身で掃除することです。できる範囲の掃除や整理整頓などがありますので、自分でできることから始めると良いでしょう。

しかし、ご家族も体調が悪かったり、介護保険を利用するまでもないが、身体が不自由だった場合は、別のサービスを利用することをお勧めします。

【2】別の方法でサポートを受ける

地域包括支援センターを利用

利用者や家族が掃除に困っている場合には、地域の福祉施設や団体に相談することもできます。地域のボランティア団体や、地域包括支援センターなどがありますので、サポートを受けることができます。

【3】介護保険外サービスを利用する

介護保険外サービス1

訪問介護ヘルパーが家族の部屋の掃除を引き受けることができなかった場合は、他の業者に依頼することができます。掃除業者やハウスクリーニング業者などがありますので、事前に料金やサービス内容を比較し、適切な業者に依頼すると良いでしょう。

参考 介護保険外サービスについてもっと詳しく見る

介護の123編集部
介護の123編集部

私のおすすめ介護保険外サービスはオーダーメイド介護サービス【イチロウ】です。理由は、介護保険ではできないことはほぼすべてのことが出来る上、「24時間365日すぐ利用できる」、「経験豊富な質の高い介護士ヘルパーがお手伝いをしてくれる」、「相談窓口完備・損害保険加入」など、安心して任せることができるからです。

例えば、介護保険サービスでは無理だと言われてしまった以下のことでも

  • 冠婚葬祭の出席をしてほしい
  • ギャンブルの付き添いをしてほしい
  • 草むしりをしてほしい
  • 話し相手だけ
  • 大掃除をしてほしいなど

これらをプロの介護スタッフが行ってくれます。

さらに、

  • 身体介護サービス
    食事介護、服薬、ベッド移乗、車椅子移動、排泄、入浴、着替え、口腔ケア、清拭、整容、バイタルチェック
  • 家事代行サービス
    食事の調理、洗濯、キッチン・お部屋・お風呂・トイレ・その他生活圏以外の掃除、大掃除、庭の手入れ、買い物代行、雑用、ペットの世話、見守り、お話相手、
  • 外出・通院の付き添い
    外出・散歩・買い物の付き添い、移動手段の手配、自宅への送り迎え、病院内の介助、診察の立ち合い、料金の支払い、薬の受け取り

といった従来の介護保険サービスと同様のことも、好きな時にサポートしてくれます。

現在受けられている訪問介護に不満がある方は、おすすめ致します。

参考 「イチロウ」の口コミ評判はこちら

参考 オーダーメイド介護サービス「イチロウ」のご利用はこちら

おわりに

訪問介護ヘルパーは、利用者の自宅を訪問して、身体介護や生活援助、通院介助、医療関連ケアなど、多岐にわたるサービスを提供する必要不可欠な職種の一つです。

訪問介護ヘルパーは出来ることが多いですが、一方、できないこととしては、医療行為を行うことはできないこと、利用者の状況によっては対応できないことがあること、他の介護サービスを利用する必要があることが挙げられます。そのため、状況に合わせて、適切な介護サービスを選択することが大切です。

 

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