高齢の親の運転免許返納を説得させるための5つのポイント

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高齢ドライバーによる交通事故は社会問題になるほど増加しています。

一旦事故を起こしてしまうと、身内も賠償などの大きな負担を背負うことになることから、高齢の親に免許返納を勧めたくても「言い出しにくい」「無理強いできない」と、どう伝えたらいいのか頭を悩ませている家族も多いことでしょう。

高齢者に免許返納を促すにはどのように説得すればいいのか、また返納の手順などについてもお伝えしていきます。

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高齢者が返納しない訳とは

免許の返納をしていない高齢者には、それぞれ理由があります。

まずそれを理解しなければ、返納を勧める方法を考えることもできないので、ここでは高齢者に多い返納できない理由をみていきましょう。

公共交通機関が無い

公共交通機関が無い

数分おきに電車があり交通機関の種類も多い都心部と違い、郊外や地方では公共交通機関の種類も本数も少なく、不便な地域がたくさんあります。

病院への通院や重い荷物を持たなければならない買い物など、クルマが無いと困ることが多く、代替の移動手段も無いことから免許の返納ができないのです。

足腰が弱って長く歩くことが困難

足腰が弱り歩くことが困難

クルマ以外の交通機関を使うとしても、駅や停留所までは自分で行かなくてはなりませんし、地方では家からそこまでの距離も遠いので、その移動にクルマを使う人も多いのです。

また、駅には長い階段があることも多く、足腰が弱っていたり、痛みや持病で歩行が辛い人にとっては、かなりの負担になることから、クルマが生活に欠かせないものになっています。

自分はまだ大丈夫

自分の運転に自信を持っている

元気な高齢者では、お年寄り扱いされることを嫌う人も多くいます。

本人の自信に関わらず、反射神経や集中力は年齢とともに衰え、視野も狭くなってくるものなのですが、自分では若いころと変わらないと運転にも自信を持っているので、まだまだ返納するほどではないと考えていたり、若くありたいとか衰えを認めたくないという気持ちから、返納を勧められたくないという人もいます。

クルマや運転に対する愛着

若くて資力の無いころには持てなかったクルマに対して、一定年齢以上の人は特別な思いを持つことが多く、自分の力で手に入れたという満足感や達成感とともに、クルマへの愛着や運転に対して生きがいのようなものを持っている場合があります。

そういう人にとって免許の返納は、単に運転を辞めること以上の意味があり、なかなか返納する気になれない、という理由になっています。

高齢者が免許返納を決めた理由

事故の報道を見て

平成28年度の内閣府調査によると、75歳以上の高齢運転者による死亡交通事故は、75歳未満の運転者と比べ、免許人口10万人当たりの件数が2倍以上となっています。

このように多発している悲惨な事故を報道等で知って「怖くなった」「家族に迷惑をかけては困る」と自分のこととして考え始めた人も多くいます。

自分の交通違反、接触や事故をきっかけに

信号無視など特定の違反をした高齢者に対しては、臨時の認知機能検査や高齢者講習の受講を求められるので、その結果をきっかけに返納する人もいます。

また、接触しそうになったり、危うく事故を起こしそうになったという経験をすることで、以前よりも運転がおぼつかなくなっていることや、集中力の減退を自分で感じて、自主返納を決心することも。

家族に説得されて

免許を返納した人の大半が、家族からの説得を理由に挙げています。

自分ではなかなか気づきにくいことも、身近な家族は普段の運転の様子を良く知っていて、その変化にも気づくことから、家族の指摘は聞き流せないものであるようです。

また、事故を起こした時にいちばん迷惑がかかるのは家族であることからも、その意見には従わざるを得ないということでしょう。

友人が自主返納をした

友人など同年代の身近な人が返納したのをきっかけに自分も、という人もいます。

年齢による運転の不安など、具体的な返納の理由を聞くことで、自分にも当てはまる問題として返納について考えることができたり、返納方法を教えてもらうなど、行動に移しやすくなることがその理由になっています。

高齢の親に免許返納を説得させるための5つのポイント

【ポイント1】プライドを傷つけない

親の衰えが気になり免許の返納を勧める時は、説得の方法や言い方には配慮が必要です。親にとっては、家族だからこそ指摘されることが辛かったり、受け入れがたいこともあるので、プライドを傷つけないことが大事です。

「もう年なんだから」など頭ごなしに否定するような言葉は避け、返納についての親の考えや不安をよく聞き、いっしょに解決できる方法を探すというスタンスで説得します。

【ポイント2】代わりの移動手段を確保

ほかに移動手段が無いなど、返納をためらう理由や不安を解消してあげなければ、ただ返納を迫っても応じてはもらえません。

近くに住んでいる家族が買い物や通院の際の送迎を引き受けたり、地域のコミュニュティバスなど代わりに使える交通機関や運賃の補助などの情報を調べて提示してあげるなど、クルマの運転を辞めてからの移動手段について、具体的に示してあげると良いでしょう。

【ポイント3】運転技術の低下を実感してもらう

運転技術の衰えを実感

免許証の有効期限が満了時に70歳以上の運転者は、更新期間が満了する6か月前までに高齢者講習の受講しなければなりません。この高齢者講習で反射神経や集中力の衰えなどを、第三者に判断し指摘してもらうことは、返納についての説得力になるでしょう。

また有効期限の満了時に75歳以上の運転者には認知機能検査と検査結果に基づいた内容の高齢者講習が義務付けられていて、対象となる人には警察から通知が届きます。

この検査の結果、記憶力や判断力に問題があれば、医師の診断を求められ、認知症と診断されれば免許は取り消しまたは停止になります。

【ポイント4】孫からの説得

孫から説得

親としては、幾つになっても子どもは子どもなので、その忠告や説得は親としてのプライドから受け入れがたいところがあります。しかし、孫の言うことになると、素直に耳を傾けるという人も多いでしょう。

「危険な目に遭っては困る」「心配している」と孫自身のことばで伝えてもらうと、他の家族が話すよりも説得しやすい場合もあるでしょう。

【ポイント5】便利な仕組みの利用

毎日買い物に行く場所が近くに無いため免許が必要と考えているなら、ネットでの買い物やスーパーの宅配サービスの利用方法を教えて、説得することも有効です。

タブレットやスマホなどで、登録方法や利用方法を一緒に確認して使ってみると、クルマが無くても大丈夫、ということを実感してもらえるでしょう。

おわりに

年齢を経てできることが減ってきたり、誰かに頼まなければならないことが増えてくるのは、高齢者にとっては不安や負担を感じるものです。

免許の返納を説得するには、運転の危険性を主張するばかりではなく、免許やクルマがその人にとってどのような必要や意味を持っているのか、丁寧に聞き理解するようにします。

そのうえで、必要を満たす別の方法を示してあげられると、スムーズな返納につなげることができるでしょう。

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