健康型有料老人ホームとは|サービス内容・一日の流れ・メリット・デメリットを解説

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女性高齢者

健康型有料老人ホームを利用してみたいけど、どんな施設なのかしら?

このように

  • 健康型有料老人ホームを利用したいけど、どんな施設か詳しく知りたい
  • 健康型有料老人ホームはどうやって選べばいいかわからない
  • 健康型有料老人ホームの入居条件や入居費用が気になる

など上記の方々はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では、健康型有料老人ホームとは?、事業所数、利用者数、サービス内容、料金・費用、入居条件、1日の流れ、メリット・デメリット、利用方法・選び方、などについてわかりやすく解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

健康型有料老人ホームとは

健康型有料老人ホーム

自立した高齢者向けの施設

健康型有料老人ホームとは、民間企業が運営する自立した高齢者向けの有料老人ホームになります。

厚生労働省の定義では、健康型有料老人ホームは

食事等のサービスが付いた高齢者向けの居住施設です。介護が必要となった場合には、契約を解除し退去しなければなりません

と定められています。

介護が必要となった場合には入居の継続が出来なくなってしまいますので、検討をする場合には介護が必要になった後の住まいも合わせて検討することが必要かもしれません。

事業所数

有料老人ホームの類型別の施設数

施設類型 施設数
介護付き有料老人ホーム 3,663
住宅型有料老人ホーム 6,948
健康型有料老人ホーム 16

健康型有料老人ホームは全国的にも非常に少ない施設数しか存在しません。

2015年で、全国に16の施設が登録されており、その数は有料老人ホーム全体の0.2%に留まっています。

参考 厚生労働省(特定施設入居者生活介護)

利用者数

健康型有料老人ホームの利用者数

2016年の有料老人ホーム全体の利用者数が457,918人であるに対して、健康型有料老人ホームは567人の利用者数であることがわかります。

これは、有料老人ホーム全体の0.12%しかおらず、全国的にも非常に少ないことがわかります。

参考 厚生労働省(特定施設入居者生活介護)

提供されるサービス内容

健康型有料老人ホームは、施設により様々なサービスが提供されます。

有料老人ホームとしての指定を受けていることから

  • 食事の提供
  • 入浴、排せつ又は食事の介護
  • 洗濯、掃除等の家事の供与
  • 健康管理

のうち一つ以上が提供されます。

その施設においてどのようなサービスが提供されるかはそれぞれですが、各項目について見ていきます。

日常生活の支援

健康型有料老人ホームでは、自立した生活を送れる方が入居することが前提となっています。

そのため介護施設とは異なり職員による見守りは行われますが、「介助」のような介護サービスは基本的に想定されていません

施設によっては、「買い物支援」や「送迎支援」、「洗濯や清掃」など高齢者の生活を支えるサービスを行っている施設が大半です。

食事

健康型有料老人ホームでは多くの場合、食事が提供されます。

栄養士が管理した、高齢者に適したバランスのよい食事が提供されており見学や体験入居でも召し上がることが出来る場合もあるので、気になる場合は体験をすることをオススメします。

施設によっては、居室にキッチンが付いている場合もあり食事を作ることが出来ます。

レクリエーション

健康型有料老人ホームでは、様々な余暇活動やレクリエーションが行われます。

元気な高齢者が利用することが前提とされているので、施設内に温泉設備が設けてあったり、スポーツジムが完備されていたりと高級な雰囲気や設備を売りにする施設もあります。

また入居者の家族を招くことが出来たり、クラブ活動をおこなったりとさながらリゾート生活のような施設もありレクリエーションは充実していると言えます。

外部サービス

健康型有料老人ホームは、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅のように外部の介護サービスを利用することが可能です。

ただし、介護が必要となった場合には退去することが原則となっていることから、現実的には介護保険を利用したサービスの利用は通常は行われません。

施設によっては、要支援程度までの高齢者でも利用の継続が出来る場合もあります。

外部サービスの利用は、いわゆる「自費ヘルパー」のような介護保険外のサービスを利用することになります。

生活相談

健康型有料老人ホームでは、少なくとも日中は職員が常駐しているので困ったことがあれば相談を行うことが可能です。

また、入居者が適切に健康相談や受診を行うことが出来るように、協力医療機関による訪問診療や嘱託医の確保を行うように定められています。

その他にも、介護が必要な状態となった場合には速やかに介護サービスを利用することが出来るように近隣の施設や介護サービス事業所との連携を行うことも求められるので安心して生活を送ることが出来ます。

緊急時の対応

有料老人ホーム設置指針では、事故や災害、急病、負傷、集団感染などの緊急事態が発生した際には、適切な対応が出来るようにマニュアルなどを整備し職員に周知することが義務付けられています。

健康型有料老人ホームにおいても同様で、万が一の際には職員により適切な対応が可能なように準備がされています。

特に入居者は高齢者となるので、急変時には医療機関と連携が出来るように予め協力医療機関を定めるなどの対応が取られています。

健康型有料老人ホームにかかる料金・費用

健康型有料老人ホームの運営は民間の法人により行われており、介護保険制度に位置づけられたサービスではありませんので施設により料金・費用は異なります

入居の際には「入居一時金」と「月々の費用」が必要となりますが、一般的には介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホームよりも高額に設定されている場合が多いようです。

月々に必要な費用には、「配膳をした場合に○○円」などのように個別に金額が指定されているものもあるので、あらかじめ確認をすることが重要です。

参考 健康型有料老人ホームの入居費用・料金を徹底解説

健康型有料老人ホームの一日の流れ

健康型有料老人ホームでは、一律のタイムスケジュールは決められていません

一日に3度の食事やおやつなどは決められた時間に提供されますが、それ以外の時間については特に制限がありません。外出についても事前に連絡をすれば可能となっています。

それぞれの入居者が思い思いの生活を送ることが出来るため、趣味や娯楽、健康管理など充実した生活を送ることが可能です。

他の介護施設や高齢者住宅と比較しても、自由に生活スタイルを決めることが出来ることが健康型有料老人ホームの大きな特徴と言えそうです。

また、施設の行事としてレクリエーションやクラブ活動、外出行事などを積極的に行う施設もあります。

健康型有料老人ホームのメリット

【メリット1】見守られた生活を送ることが可能

高齢者は体調不良などがいつ起こるかわかりません。

職員や他の入居者がいる中での生活であれば、万が一何かあった場合でも早期に発見することができます。見守られた生活を送ることが出来る点は、高齢者にとってメリットがあります。

【メリット2】ひとり暮らしに近い自由さが送れる

健康型有料老人ホームには決められたスケジュールはありません。

そのため、比較的自由な生活を送ることが出来ます。ひとり暮らしの自由さを施設内で送ることが出来て、食事の提供や見守られた生活を送ることが可能な点は大きなメリットです。

【メリット3】さまざまな行事や活動に参加できる

健康型有料老人ホームでは、施設内でさまざまなイベントや行事、活動が行われます。

余暇が充実している高齢者の住まいは、他の施設やサービスにはあまり見られない特徴と言えます。

健康型有料老人ホームのデメリット

【デメリット1】介護が必要になった場合には退去しなくてはいけない

健康型有料老人ホームは自立での生活が送れることが入居の要件となっています。

そのため、介護が必要になった場合には退去しなくてはいけません。施設によっては、法人内や関連施設への転所を紹介してもらうことが出来る施設もあります。

【デメリット2】料金が高額な場合が多い

健康型有料老人ホームは、他の施設と比較すると料金、費用が高額な場合が多いようです。

その分、充実した施設やサービスが整っていますが高額な費用の拠出が難しい場合には健康型有料老人ホームの選択はできません。

【デメリット3】集団での生活となる

健康型有料老人ホームは、決められたスケジュールはありませんが食事の際などは他の入居者とも顔を合わせて生活を送ることになります。

集団での生活となることから、人によってはデメリットと感じるかもしれません。

人員の配置基準

健康型有料老人ホームの人員配置は、提供されるサービスに応じて必要な配置数が求められています

管理者については常勤かつ専従者が求められていますが、その他の職員については入居者の状況にあわせた配置で足りるため施設によって人数は異なります

健康型有料老人ホームは介護を前提とした施設ではありませんので、そのような体制が不安な場合には介護付き有料老人ホームなどの施設を選択肢として考える必要があります。

参考 介護付き有料老人ホームとは|サービス内容・一日の流れ・メリット・デメリットを解説

ただし、介護保険外の自費サービス(自費でのヘルパーなど)の人員については有料老人ホームの人員配置としては公表されていないので、利用を検討する場合にはどのようなサービスを利用可能か聞いてみることも良いかもしれません。

設備基準

健康型有料老人ホームの設備は、施設により様々ですが、定められている基準は以下の通りです。

居室

入居者一人あたり13㎡以上で、夫婦など2人以上での利用の場合は一人あたり10.65㎡以上
地階への設置はできません

洗面所、便所、収納設備

居室のある階ごとに共用設備として設ける場合は角質に設けないことができる

トイレ

居室内または居室のある階ごとに設置し、ナースコールを設置する

その他

建物の構造は、耐火建築物又は準耐火建築物とすること。

 

健康型有料老人ホームでは、住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームと比較すると設備の基準は緩やかです。これは、自立した生活を送ることができる方が入居することが前提とされているためです。

健康型有料老人ホームでは、規定された設備とは別に温泉が完備されていたり、スポーツジムや図書館、カラオケが設置されていたりと豪華さや楽しみを重視した設備を備えている施設も多くあります。

おわりに

健康型有料老人ホームの施設数は決して多くなく、地域によっては全く設置のないエリアもあるためあまり馴染みがない場合もあります。

最近では、高額な施設から定額で利用可能な施設まで、多種多様な施設ができています。

施設を検討する場合には、その後の生活を含めて、サービス付き高齢者向け住宅や他の有料老人ホームなど別の形態の住居も合わせて検討することをおすすめします。

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