ケアマネジャーの正しい選び方とポイント|良好な付き合い方とは?

介護プランを作成するケアマネジャーは、に重要な役割を持っています。自分や親に介護が必要になったとき、ケアマネジャーにどんな人を選ぶかは、今後の介護の在り方に大きく影響するからです。

介護の123編集部
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今回の記事では、利用者が介護生活を自分らしく心豊かに過ごすための大事なポイントであるケアマネジャーについて、選び方や良好な関係の作り方をお伝えします。

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ケアマネジャーとは?

必要な介護のニーズを聞き取り、その内容や回数を決めたケアプランを作成してくれるのがケアマネジャーです。医療者などとの連携が必要なときは、そのコーディネートも行い、介護全体についてサポートする役割を持ちます。

ケアマネジャーには大きく分けて以下の3種類になります。

  • 「居宅ケアマネ」居宅介護事業所に所属し地域の高齢者の介護サービスを担当
  • 「施設ケアマネ」介護施設等に勤務し施設内の入居者を担当
  • 「その他ケアマネ」事業所等に所属せず独立して業務を行っている

介護サービス利用者は地域包括支援センターなどに相談したのち、まずケアマネジャーや事業所と契約をし、介護サービスを受ける流れになります。

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ケアマネジャーの探し方

自分に合ったケアマネジャーを探す方法には、次のようなものがあります。

地域包括支援センターに相談

介護の123編集部
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いちばん一般的なケアマネジャーの探し方は、介護の相談と同時に地域包括支援センターでケアマネジャーを紹介してもらうという方法です。

地域包括支援センターとは、自治体が設置主体となった公的な介護相談窓口で、人口2~3万人の地域に対し1か所が置かれています。

センターには近隣の介護事業所や施設の情報が集まっていて、一覧の載ったパンフレット等も入手できるので、自宅に近い・介護状態に適しているなど、自分の希望に沿った事業所やケアマネジャーを紹介してもらうと良いでしょう。

また、介護認定が要支援であれば、地域包括支援センターに所属するケアマネジャーがケアプランを担当してくれます。

友人知人の口コミ

介護の123編集部
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現在介護サービスを利用している、または介護事業所で働いている友人知人などから、評判の良い事業所やケアマネジャーを教えてもらう、という方法もあります。

実際にケアマネジャーと接点のある人からの情報は、事業所に関する情報だけではなく、人柄や性格など細かな点も知ることができるので「依頼したものの、どうも相性が悪かった」といった失敗も避けることができるでしょう。

また、ケアマネジャーは地域の病院に出入りすることも多いので、かかりつけ医に尋ねてみるというのも一案です。

検索サイトを使う

ケアマネジャーを探すための検索サイトを利用するという方法もあります。

ケアマネジャー探しの検索サイトには、民間が運営しているサイトの他、県や市町村など自治体が運営しているものもあります。

通所介護サービスなどは、おもにケアマネジャーの所属している事業所で受ける場合が多くなりますが、検索サイトでは居住している地域の最寄り駅や町名、郵便番号からの検索ができ、利用しやすい事業所からケアマネジャーを見つけやすいのがメリットです。

また、例えば東京都中央区のサイトでは空き状況から検索ができ、事業所ごとに新規で対応可能な件数が表示されるので、すぐに対応できるケアマネジャーが見つけやすくなっています。

参考 東京都中央区サイト
参考 マモリア

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ケアマネジャー選び6つのポイント

年齢や経験も様々なケアマネジャー。信頼して任せられる人を見つけるために、ケアマネジャーの選び方で注目すべき点とはどのようなものでしょうか。

【ポイント1】傾聴力

ケアマネジャーは利用者や家族から聞いた情報をもとに、それぞれに適した介護プランを立てていきますから、自分の希望や悩みに応じた介護サービスを受けるためには、まずケアマネジャーに話を良く聴いてもらい、こちらのニーズを十分伝える必要があります。

そのため、話によく耳を傾けてこちらの意向を引き出してくれる傾聴力はケアマネジャーに必須です。

ケアマネジャーとの契約前には面談の機会がありますから、この時に

  • よく話を聴いてもらえた
  • わかってもらえた
  • 不安が解消した

と感じられる相手なら信頼して依頼できるでしょう。

【ポイント2】行動力がある

仕事に関する行動力や対応の速さなど、いわゆるフットワークの軽さも重要な点です。

一度介護サービスを受けはじめてからも、身体の状態や家庭の状況が変化すれば、こうしてほしいという希望や改善したい点は新たに出てくるものですし、予期しない問題や急変などが突然起きることもあります。

家族だけで対処できないことが起きたときに、介護サービスで対応できることを素早く手配してくれるケアマネジャーは心強いものです。

確認を求めたことに対しすぐに調べて返事をくれる、困りごとにすぐ対処してくれるようなケアマネジャーなら、必要な行動力を備えているといえます。

【ポイント3】事業所からの距離

ケアマネジャーの勤務する事業所が利用者の自宅からあまりに遠すぎると、不測の事態があったときの迅速な対応が難しい場合があるので、行き来しやすい距離もポイントです。

また、介護には病院やリハビリ施設、自治体の役所など他の機関とのネットワークも重要で、これらの病院や施設などとやりとりをして調整するのもケアマネジャーの仕事になりますから、ケアマネジャーが利用者と同じ地域内にいるほうが、対処してもらいやすいという利点もあるでしょう。

【ポイント4】年齢や性格

ケアマネジャーは利用者にとって、介護サービスへの要望を伝えられる窓口でもあります。良い介護を受けるためには、必要なことを気軽に相談しコミュニケーションを取れることが大切なので、利用者が接しやすい年齢や性格についても、考慮してみましょう。

明るく元気な人がいいというひともいれば、静かで穏やかな人の方が接しやすいと感じる利用者もいますから、利用者本人や家族と長くお付き合いしていけるタイプかどうか、面談の時に感じる印象もケアマネジャーの選び方ではポイントになります。

【ポイント5】知識と資格がある

ケアマネジャーは介護支援専門員という資格を持ち、実務経験も必要とされる仕事なので、介護に関する知識はすでに十分身につけていますが、それ以外にヘルパー資格、看護師資格、介護福祉士や理学療法士などの資格を持っているケアマネジャーもいます。

医療ケアを受ける必要がある、リハビリに力を入れたい、身体介助が重要など、介護で特に重視したい点があるなら、関連資格を持ったケアマネジャーにお願いするのもひとつの方法です。

通常よりも詳しい知識を持っている各分野の有資格者なら、より適切なプランで応えることができますし、前職で看護師や理学療法士などの経験がある人なら、地域の医療機関やリハビリ施設などの情報にも詳しいことが多いでしょう。

【ポイント6】倫理観がしっかりしている

ケアマネジャーの職能団体である日本介護支援専門員協会では、利用者の尊厳を尊重するために、ケアマネジャーが守るべき倫理綱領が定められています。

この倫理綱領は、利用者本位の立場を守ることや、利用者の権利保護、公正中立であること、秘密保持、苦情に対する迅速で適切な対応といった内容について書かれています。

ケアマネジャーは介護を通して家庭内のプライベートなことも知り得る立場ですが、利用者の情報を他言しないことを含め、綱領に書かれていることを守れる正しい倫理観を持っているかどうかもケアマネジャーの選び方では大事な点です。

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ケアマネジャーとの良好な付き合い方

利用者側のちょっとした心がけで、ケアマネジャーと良好な関係を保つことができます。

節度のある態度

ケアマネジャーに対し親しみを持つのは良いことですが、友人や家族ではないという意識は大切です。

長い付き合いになってくると特に、無理を言ったり仕事とはあまり関係ないことをついお願いしたくなることもありますが、気持ちよくスムーズに仕事をしてもらえる良好な関係でいるには、ケアマネジャーが仕事としてできることとできないことを理解し、緊急じゃなければ休日や時間外に連絡することは避けるなど、利用者や家族側が節度を持って接しましょう

要望は具体的に

ケアマネジャーが適切な介護プランを立てるためには、利用者が何にどのような不自由を感じているのか知る必要があります。

察してほしいと思ってもうまく伝わらないこともありますし、ことばが足りなければ誤解が生じて関係が悪くなってしまうこともあります。

ケアマネジャーにすべて任せっきりにするのではなく、利用者や家族もともに協力して良い介護を作っていくという姿勢を持って、要望はケアマネジャーにわかりやすく具体的に伝え、必要なことが十分伝わっているか確認しましょう。

正しい情報を伝える

介護サービスを受けるにあたって、家庭の状況や本人の性格や疾患などの情報をケアマネジャーに詳しく知ってもらわなければ、適切な介護や援助に結びつけることができません。

プライベートな言いにくいことがあるかもしれませんが、ケアマネジャーには秘密保持が義務付けられていますから、情報は隠さず正しく伝えることが大事です。

コミュニケーションは積極的に

特に離れて住んでいる親が介護サービスを受けている場合などは、ケアマネジャーやヘルパーに任せきりになりがちですが、電話でもいいのでケアマネジャーとコミュニケーションを取って、状態を把握するように努め、わからないことは何でも相談しましょう。

例えば、認知症など疾患の兆候なども、ケアマネジャーを通して家族が把握することで、いち早い治療につなげることができますし、普段から頻繁にコミュニケーションを取っておくと、ケガや病気など万一の時も相談や対処がしやすくなります

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こんなケアマネジャーには注意

以下のように明らかに問題のあるケアマネジャーも中にはいます。

  • 手続きや確認を頼んでもなかなか返事が無い
  • 疑問に対して的確に答えてくれない
  • 知識や経験に不安を感じる
  • 自分本位でこちらの希望をよく確かめずに事業所との契約を進める
  • 利用者宅の内情を安易に周囲に話してしまう

問題がある場合は、事業所や市町村の介護担当課、地域包括支援センターに相談し、ケアマネジャーの変更を依頼しましょう。

おわりに

今回お伝えしたことを参考に、性格や経験、保有資格などケアマネジャー探しのポイントに優先順位をつけて書き出してみると、自分に合ったケアマネジャーが探しやすくなります。

豊かな老後を過ごすためにも、介護のパートナーとして信頼できるケアマネジャーを見つけて、良い関係を築いていってください。

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