知的・精神障がい者行動援護従業者養成研修になるには?受験資格・給料・仕事内容・メリットを解説

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女性介護士

行動援護従業者養成研修の試験を受けようと思っているので受験資格やメリットが知りたい

男性介護士

行動援護従業者養成研修の仕事内容や給料を知りたい

上記のようにこれから行動援護従業者養成研修の資格を取得するにあたり詳しく知りたい方はこの記事を読むことで解決できます。

介護の123編集部
介護の123編集部

この記事では、行動援護従業者養成研修のメリット、受験資格取得ルート、カリキュラム、試験内容、仕事内容、将来性、転職先などを詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

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行動援護従業者養成研修とは

行動援護従業者TOP

行動援護従業者養成研修は3つの研修があるガイドヘルパー(移動介護従事者)のうちの1つです。

行動援護従業者養成研修修了者の主な仕事内容は、知的障害者や精神障害者など行動に困難が伴う常時介護が必要な方の移動をサポートするのが主な業務です。

障害者の方々が外出や移動する際に生じる危険を可能な限り回避して、最終的には自立していけるような支援を行うことになります。

行動援護従業者養成研修の仕事内容

車イス 横断歩道

行動援護従業者養成研修の支援内容は、知的障がいや精神障がいによって、外出に不安がある方のサポートします。

障害特有の行動や性格によって問題や事故が起きないよう、利用者とコミュニケーションをとりながら安全に移動できるよう支援します。

具体的な支援内容は以下になります。

  • 行動する際に生じ得る危険を回避するために必要な援護
  • 外出時における移動中の介護
    バスなどの交通機関利用、病院やショッピングセンターの移動、階段昇降、ドア開閉など
  • 排せつ及び食事等の介護その他の行動する際に必要な援助
    衣類着脱介助、代読や代筆など

問題行動を起こす条件などを把握して、コミュニケーションの補助や危険を回避できるようにサポートすることが大切です。

介護の123編集部
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また、知的障害者及び精神障害者の方の良き理解者になってあげることも大切で、言葉以外のコミュニケーション能力も非常に大切になり落ち着いた行動をとれるように促すことも必須となります。

知的・精神障害者にはどのようなものが問題行動の引き金になるかわからないので、それらが視界に入らないように工夫することも必須になっており、支援対象の問題行動を熟知して予防をしっかりと行うことも大切になります。

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行動援護従業者養成研修のメリット3つ

【メリット①】専門知識が学べる

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行動援護従業者は、知的障がい者や精神障がい者の日常生活や外出、食事や排せつなどに同行し行動を支援しますが、あらゆる行動の支援が必要になりますので、専門性の高い知識と技術を学ぶことになります。

知的・精神障がいがある方の社会参加や、積極的に交流が行えるよう理解を深めサポートします。

【メリット②】やりがいがある

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知的障がい者や精神障がい者は、外出をしたいがままならず外出を控えている方が多くいます。そんな障がい者に寄り添い負担を減らすよう支援することで、喜ぶ姿や笑顔を見ることができれば大きなやりがいを実感できます。

また、障がい者やその家族から感謝の言葉をもらえることもありますので、仕事の醍醐味や自信にも繋がるでしょう。

【メリット③】介護資格とセットで就職が有利に

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行動援護従業者の資格は初任者研修実務者研修などの資格と一緒に取得することで、職場の選択肢が広がりますし、厚生労働省が推進する行動援護特定事業所加算の配置要件の対象となっているため、就職や転職に有利に働きます。

訪問介護事業所、障がい者支援施設などでは人手不足の傾向にあり、需要が高まっているようです。

このような方におすすめ

行動援護従業者 おすすめ

 

  • 障害者を持つ家族で外出支援を行いたい方
  • 介護職員初任者研修は修了しているけどそれ以上に高齢者介護の技量を上げたい方
  • 障害者に対する支援ができる仕事に就きたい方

行動援護従業者養成研修のベストな使い方はこの資格と自動車免許や介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)などの資格を合わせて取得することで、介護から車の移動までを一人でこなせるようになりますので、一人で幅広い仕事をこなせる人材とみなされることになり非常に重宝される存在になれます。

行動援護従業者養成研修の将来性

必要としている声が非常に多い

昨今、施設ではなく地域で生活している知的・精神障害の方が増えてきています。しかし社会の認知理解度はいまだ低いため、窮屈な生活をしている知的・精神障害の方も少なくはありません。

そのため、行動援護従業者養成研修修了者を必要とする声が多く、需要はこれまで以上に伸びていくので将来性は非常に高いものとなります。

最も、今現在でもガイドヘルパー(移動介護従事者)関連の仕事は慢性的に人手不足になっているので行動援護従業者養成研修の履修者は非常に求められている状況となっています。

この背景にはこの資格を持っていないために知的・精神障害者に対する理解が全くない人が担当とならざるを得ない状況が続いていて、お互い非常に苦労しているという現場の悲鳴ともいえる声が多数上がっているというものがあります。

行動援護事業所では必須資格

行動援護を提供する事業所で働く「従事者」「サービス提供責任者」の資格要件に行動援護従業者養成研修を修了することが必須となりました。

ただし、平成33年3月31日(2021年3月31日)までは経過措置としてみなし認定になり、修了されたことになります。つまり平成30年4月以降からは行動援護従業者養成研修の資格が無いと行動援護事業所で働くことができませんので注意してください。

職種 資格要件
従事者
  • 行動援護従業者養成研修(一般課程)を修了者であって、
    知的障害児者又は精神障害者の直接業務に1年以上の従事経験を有する人
  • 居宅介護従業者要件を満たす者であって、
    知的障害児者又は精神障害者の直接業務に2年以上の従事経験を有する人(2021年3月31日まで経過措置
サービス提供責任者
  • 行動援護従業者養成研修(一般課程及び応用課程)を修了であって、
    知的障害児者又は精神障害者の直接業務に3年以上の従事経験を有する人
  • 居宅介護従業者の要件を満たす者にあっては、
    直接業務に5年以上従事した経験を有する人(2021年3月31日まで経過措置

行動援護従業者養成研修の就職先

転職先

ガイドヘルパー(移動介護従事者)の一つである行動援護従業者養成研修にはどのような働き先があるかというと、

知的障害者と精神障害者への行動を支援が必要となる在宅や施設などの幅広い介護業界で活躍できます。

それ以外にも厚生労働省が進める「行動援護特定事業所加算」の配置要件の対象となっているのでそれだけでも就職に有利になる可能性が高まっています。

基本的に障害者の外出プラン作成や外出介助を行うことができる資格になるので、合わせて「普通自動車第一種運転免許」も持っていれば間違いなく仕事の幅が広がります。

参考 介護の仕事が学べる|丸わかり完全ガイド

行動援護従業者養成研修の給料

年収

ガイドヘルパー(移動介護従事者)関連の資格を持っている人の平均月収は常勤で約18万~20万円パートでは約800円~1,400円が相場のようです。

給料 金額
年収 300万円〜350万円
月収 18万〜22万円
時給 800円~1400円

これは働いている地方や場所によって上下するものとなっているのであくまで目安と捉えてください。ただし、今後さらに需要が高まることが予想されることから資格手当や給与水準が上がると考えられます。

場合によっては時給のほうが高くなることもありますので給料第一主義の方は月給のみに捕らわれないようにしてくださいね。

ガイドヘルパー(移動介護従事者)の中でもっとも給料が良くなっているのは「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修」修了者であることが多いので、資格取得の際にはその部分も考慮に入れましょう。

行動援護従業者養成研修の資格概要

受講資格

行動援護従業者養成研修は、受験資格は必要ありません。無資格・未経験、どなたでも受講可能です。

料金・費用

行動援護従業者養成研修の講座料金・費用は、

  • スクール
  • 保有介護資格

によって変わってきます。

介護の123編集部
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例として全国展開している介護資格教室の大手「三幸福祉カレッジ」の料金・費用は以下になります。

受講料:43,780円(税込)

学習期間

介護の123編集部
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行動援護従業者養成研修の学習期間は、約1ヶ月~4ヶ月にて取得可能です。

スクールによってですが、おおよそ3~4日間程度で取得可能です。ご自身の通いやすいコースを選びましょう。

学習方法

行動援護従業者養成研修の学習方法は以下になります。

通学講習(スクーリング)約3~4日間
介護教室に通い、実践的な行動援護従業者養成研修の知識を技術を身につけます。

受講の流れ

  • ステップ1
    通学講習1日目
  • ステップ2
    通学講習2日目
  • ステップ3
    通学講習3日目
  • ステップ4
    通学講習4日目
  • ステップ5
    行動援護従業者養成研修修了証明書の発行
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行動援護従業者養成研修のカリキュラム

行動援護従業者養成研修の受講は講義10時間、演習14時間の合計24時間のカリキュラムを受ける必要があります。

講義
(合計10時間)
・強度行動障害がある者の基本的理解(2.5時間)
・強度行動障害に関する制度及び
・支援技術の基礎的な知識(3.5時間)
・強度行動障害のある者へのチーム支援(2時間)
・強度行動障害と生活の組み立て(2時間)
演習
(合計14時間)
・基本的な情報収集と記録等の共有(1時間)
・行動障害がある者の固有の
・コミュニケーションの理解(2.5時間)
・行動障害の背景にある特性の理解(2.5時間)
・障害特性の理解とアセスメント(2.5時間)
・環境調整による強度(3.5時間)
・記録の基づく支援の評価(1時間)
・危機対応と虐待防止(1時間)

保有資格によってカリキュラムが免除される

以下の資格を保有している場合は、各都道府県の判断によって行動援護従業者養成研修の受講科目と受講時間の一部が免除されます。

講義から7時間、演習から5時間免除

  • 強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)修了者
  • 重度訪問介護従業者養成研修行動障害支援課程修了者

保有資格の免除の詳しい内容については各都道府県に確認してください。

行動援護従業者養成研修の資格講座

行動援護従業者養成研修の資格を取得するための通学講座をご紹介します。

参考までに以下は一部スクールの通学講座になりますので資格取得の参考にしてくださいね。

スクール名 藤仁館医療福祉カレッジ
講座種別 通学講座
入学金 0円
受講料 34,900円(総額制・税込)
※教材費は受講料に含まれています。
受講期間 3日間
平日コース、土曜コース、日曜コースなどのご用意がございます。
特記事項 経験・所有資格を問いません!
介護経験の有無にかかわらず、幅広い年代の方が受講されています。
●知的障害者や精神障害者支援に携わる方
●知的障害・精神障害に興味のある方
●行動援護サービスを提供している事業所に勤務している方 など
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