大人の女性にとって日中多くの人目に触れる職場では、メイクは身だしなみのひとつとして欠かせないものですが、体力を使い汗をかくことも多い介護職、しかも夜勤時のメイクにはみんな頭を悩ませることが多いようです。
メイクをする、すっぴんで過ごす、それぞれのメリットやデメリットについて、介護職に就いている女性達の夜勤時のメイク事情を調べてみました。
夜勤者がメイクする理由・しない理由
夜勤の時にメイクをする人、しない人にはそれぞれどんな理由があるのか、口コミサイトなどから集めてみました。
メイクする理由
肌の保護
高齢者の過ごす介護施設ではエアコンで室温が高めになっているので、空気も乾燥気味。何もつけないすっぴんよりもメイクをしていたほうが、肌の保護にもなりそう。
オンとオフの切り替え
メイクには見栄えや身だしなみのほか、女性にとっては仕事とプライベートの切り替え装置のような意味合いもあり、メイクをしっかりすることで仕事をするモードに気持ちを高められるから。
身だしなみ
誰も見ていなくてもキレイにしていたい、メイクをしない方が自分でも不自然に感じるので。
メイクをしない理由
メイクを直したり落とす手間が無くラク
夜勤では、出勤時にメイクをしていても仮眠前にメイクを落とすことが多く、メイクをし直す時間があったら休んでいたい、汗をかいて化粧が崩れてしまうので最初からすっぴんで過ごしたほうが楽。
肌の負担を減らすため
夜勤の日は長くて16時間の勤務。
長時間メイクをしているとニキビや肌荒れの元にもなるので、できるだけ肌への負担を減らすためにメイクをしない人が夜勤では多数派だそう。
スキンケアをするため
肌のターンオーバーを促すホルモンは夜10時から2時頃に多く分泌されるとか。
この時間に十分な睡眠をとっているのが肌にはいいとわかっていても、夜勤の場合はそうもいきません。その分をフォローするためと、気分のリフレッシュも兼ねて休憩中には毎回念入りなスキンケアをするのでメイクはせず、すっぴんで。
夜勤時のメイク別メリット・デメリット
すっぴん
メリット
デメリット
マスクのみ
メリット
デメリット
ファンデーションのみ
メリット
デメリット
アイメイク、眉毛のみ
メリット
デメリット
アイメイク、眉毛、マスク
メリット
デメリット
フルメイク
メリット
デメリット
夜勤者の肌を解決するミネラルファンデーション
介護職のほか看護師など夜勤で働く女性にとって、夜勤時のメイクにどんな化粧品を使うかは共通の悩みのようです。そんな女性たちの間で話題になっているのが、肌への負担を減らせるというミネラルファンデーション。
中には24時間つけていてもOKというものもありますが、ミネラルファンデーションとはどのようなものなのでしょうか。
ミネラルファンデーションとは?
マイカや酸化チタンなど天然鉱物の成分(ミネラル)で作られたファンデーションで、70年代に手術や火傷の傷跡にも使えるファンデーションとして米国の医師が開発し、その後日本でも販売されるようになりました。
敏感肌やニキビ肌の人にも安心して使えるファンデーションとして、ルースパウダータイプ、パウダーファンデ―ション、クリームファンデ―ションなど種類もいろいろあります。
ミネラルファンデーションのメリット
つけ心地が軽い
ミネラルファンデーションはつけ心地が軽く、長時間つけていても肌への負担が少ないことから、つけたまま眠れる、という商品もあるほどです。
どんな肌質の人にも使えて、重ねても厚塗りにならず自然な素肌感が作れます。
化粧崩れしづらい
ミネラルファンデーションは油分を含まないのでテカリや化粧崩れが少なく、長時間キレイな肌を保つことができます。
せっけんで落とせる
天然成分100%のミネラルファンデーションは、せっけんで落とせるのがいちばんの特徴です。
強いクレンジング剤で何度もふき取ったり洗顔する必要が無いので、洗顔時の肌への負担も減らすことができます。
下地が要らないので時短メイクが可能
ミネラルファンデーションには下地が不要なものが多く、化粧水などで整えた肌にファンデーションを直接塗ることができるので、メイク時間の短縮ができます。
ミネラルファンデーションのデメリット
カバー力が低い
100%ミネラル成分のファンデ―ションでは、さまざまな成分を配合している普通のファンデーションに比べ、カバー力に物足りなさを感じる製品も多いようです。
そのため、シミやクマなどが特に気になる場合は、重ね塗りをしたり、コンシーラーなどと併用する必要もあります。
せっけんで落とせないものもある
「ミネラルファンデーション」という名前の表示には特に規定がないため、100%ミネラルだけでできているもの、普通のファンデーションと同様の成分に「ミネラルを配合している」もの、ミネラル成分でできたファンデーションに美容成分等を配合しているものなど種類はいろいろあります。
天然成分だけで作られているものはせっけんでオフできますが、それ以外はクレンジングを使わなければならないものも。
慣れないと使いづらい
ブラシで付ける粉タイプのミネラルファンデーションは特に、使い慣れないとヨレてしまうことも多く、キレイに仕上げるにはブラシやパフなどミネラルファンデーションに合った使いやすい化粧道具と、テクニックが必要になります。
ナノ粒子に注意
ミネラルファンデーションに含まれているミネラルとは、栄養素のミネラルとは異なり、鉱物を意味します。
この鉱物をナノ粒子化して配合したミネラルファンデーションもありますが、ナノ粒子化した酸化亜鉛、酸化チタンを吸い込んだときの安全性については疑問視する声もあります。
同じ物質でも大きな粒子の時と性質や毒性が異なるとされているので、今のところナノ粒子を使用したものは避けたほうが無難かもしれません。
おすすめのミネラルファンデーション
おすすめはオンリーミネラルから発売されているミネラルファンデーションです。
こちらは合成防腐剤や、合成香料、合成着色料、タルクなどを一切使っていなく、厳選されたミネラル成分のみで作られたミネラル100%のファンデーションになります。
つけたまま眠ることも可能でクレンジングも不要、つけ心地も良く18色のカラーが揃っているロングセラーファンデーションです。
ファンデを長時間つけて無ければいけない夜勤の女性介護士にピッタリの商品と言えます。
おわりに
ポイントメイクやすっぴん、またはフルメイクなどいろいろな選択肢のメリット、デメリットを見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
それぞれの好みや肌質によって、昼間と夜でファンデーションの種類やメイクの仕方を使い分けたり、刺激の少ないミネラルファンデーションを取り入れるなど、自分に合ったメイクや方法で気持ちよく長い夜勤を乗り切りたいものですね。